巨人・山崎伊が緊急降板 6回まで2安打零封も7回途中、佐藤輝への2球目が大きく外れる 大城が異変察知

[ 2022年8月19日 19:50 ]

セ・リーグ   巨人―阪神 ( 2022年8月19日    東京D )

<巨・神>7回無死二塁、負傷交代する山崎伊(右)(撮影・平嶋 理子)
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 巨人の2年目右腕、山崎伊織投手(23)が阪神戦(東京D)に先発登板。6回まで2安打無失点と好投していたが、7回に無死二塁のピンチを背負い、打者・佐藤輝へのカウント1―1となったところで緊急降板となった。指先を気にしており、何らかのアクシデントがあったものと見られる。

 3回まで1人の走者も出さないパーフェクト投球と好発進。4回2死から12人目の打者となったロハス・ジュニアに中前打されたものの後続を打ち取り、続く5回も1死から糸原に右翼線二塁打を許したが、二塁ベースに釘付けしたまま5回を2安打無失点で投げ終えた。

 だが、味方打線も相手先発右腕・西勇を攻略できず、4回までに出した走者は初回2死から丸が四球で歩いただけ。5回2死から16人目の打者となった大城が一塁手・大山のグラブを弾いて右前に抜けるチーム初安打を放ったが、この回も二塁を踏めずに山崎伊、西勇の息詰まる投手戦が続いた。

 山崎伊は6回を3者凡退で抑え、この回まで81球。直後のその裏、先頭打者として回った打席にも入って7回も続投した。だが、0―0のまま迎えた7回、突然のアクシデントに見舞われた。先頭のロハス・ジュニアに初球カーブを左翼線二塁打とされ、無死二塁のピンチ。続く4番・佐藤輝へ初球ストライクの後、2球目は大きく外角へ外れるボールとなった。次の瞬間、捕手の大城が異変を察知。すぐさま立ち上がってベンチに合図を送ると、山崎伊は駆け寄ってきたトレーナーに付き添われてベンチ裏へと消えた。

 当初は治療中との場内アナウンスがあったが、結局、マウンドには戻れず。カウント1―1という場面で緊急降板となった。なお、2番手として左腕・今村が登板。佐藤輝に中前適時打されて先制を許した。

 山崎伊の投球内容は6回0/3で打者21人に対して84球を投げ、3安打1失点。2三振を奪い、与四死球はなし、直球のMAXは148キロだった。

 山崎伊は前々回登板した4日の阪神戦(東京D)で大量援護とバックの再三の好守にも助けられて8回3安打無失点と好投。5月18日の広島戦(東京D)以来78日ぶりとなる待望のプロ3勝目をマークした。前回登板した11日の中日戦(バンテリンD)では打球を足で止めるハプニングも乗り越え、6回4安打1失点好投で4勝目。自らプロ初の適時二塁打を放つなど2安打2打点もマークし、投打で活躍していた。

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