エンゼルス・大谷 2戦連発で3号!快足も発揮今季初三盗成功

[ 2022年4月18日 02:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス7―2レンジャーズ ( 2022年4月16日    アーリントン )

<レンジャーズ・エンゼルス>8回、ホランドから2戦連発となる3号2ランを放つ大谷(撮影・光山 貴大)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が16日(日本時間17日)、レンジャーズ戦の8回に2試合連発の3号2ランを放った。7回には今季初の三盗を決め、自慢の快足でも追加点を演出。昨季開幕から同一試合で本塁打と盗塁をマークするのは6度目で、両リーグ通じて単独トップに。連続試合安打も6に伸ばし、「打者・大谷」がいよいよ乗ってきた。

 二塁を回ったところで、柵越えに気付いた大谷に笑みがこぼれた。2戦連発の3号2ラン。勝利を決定付ける一発に「ギリギリでしたが入ってくれて良かった」。前夜に続きカウボーイハットをかぶらされ、ハイタッチで喜びを分かち合った。

 4―2の7回1死二塁。右腕ホランドの初球のカーブを巧みにすくい上げ右中間の敵軍ブルペンへ運んだ。14日まで開幕から自己ワーストの7戦連続、30打席本塁打がなかったが「元々そこまで悪くはありませんでした」という。ジョー・マドン監督も「これまではいくつかの(球審の)判定に不満があった」と語り「その中でもしっかり戦い抜いた。本塁打は大きな追加点だった」と称えた。

 一発の直前には自慢の快足で貴重な追加点をもぎ取っていた。3―2の7回、遊撃内野安打で出塁。次打者の打席の暴投で二塁へ進み、今季2盗塁目の三盗も決めた。その後、満塁で三ゴロの間に本塁に生還。昨季開幕からの同一試合で「本塁打&盗塁」の同時達成は6度目で、パドレス・タティスを抜いてメジャー単独トップに立った。打って、そして走る。超攻撃的なショースタイルは健在だ。

 チームは2連勝で今季初の貯金1。ウォードの今季初アーチも加わり、チーム15本塁打は両リーグトップに躍り出た。「チームとしてきっちり1点を取るという意識があるので良い結果につながっていると思います」と大谷。次回登板は今季初の中5日で20日(日本時間21日)の敵地アストロズ戦に決まり、投打同時出場予定。開幕から唯一フルイニング出場を続ける二刀流に本物の勢いが出てきた。(柳原 直之)

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2022年4月18日のニュース