“伝説の17回完全”佐々木朗 大船渡高時代の主将 岩手大会決勝での登板回避時に思ったこと

[ 2022年4月18日 11:22 ]

(左から)大船渡の千葉宗幸主将、佐々木朗希投手、及川恵介捕手(2019年)
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 2試合で17回完全投球を見せた、ロッテの佐々木朗希投手(20)の大船渡高時代の同級生で、野球部主将だった千葉宗幸さんが18日放送の日本テレビ「スッキリ」(月~金曜前8・00)にリモート出演。高校時代の思いを語った。

 10日の登板で完全試合を達成し、17日にも8回完全14奪三振の力投を続けていたがベンチの判断で降板した。これについて千葉さんは「自分もいつも100球で降りてるなっていうイメージだったんで、代わるかなと思って見ていました。本人と監督の言っていたコメントが全てなんじゃないかなって思う」と述べた。

 スタジオ出演した中畑清氏から、3年夏の岩手大会決勝で佐々木朗が登板を回避した当時について「あの時、朗希とか監督から何か話はあったの?」と質問され、「話はなかったんですけど…けっこう当時から(佐々木朗は)けがとかいろいろ気にしてやっていたので、あ、投げないんだって、すっと受け入れていました」と語った。

 ◇岩手大会決勝での登板回避 佐々木朗が大船渡高3年だった2019年夏、岩手大会準決勝の一関工戦で129球完封し、甲子園切符をかけた花巻東との決勝に進んだ。しかし、連投となるため、故障予防を理由に登板回避して大敗した。学校などに多数の苦情が寄せられたほか、回避をめぐる賛否が大きな議論を巻き起こした。当時の監督だった国保陽平氏は昨年11月28日に金沢市で開かれた日本野球科学研究会で「将来の人生が輝くようにとの言葉を支えにやってきた」と振り返った。甲子園出場を懸けた決勝で、故障防止を理由とした回避の決断について「その葛藤の中で答えはないと思うが、より良いものに進んでいく勇気が必要」とした。

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2022年4月18日のニュース