ロッテ・朗希 大リーグ記録上回る「52人連続斬り」次戦8回無安打ならサイ・ヤング超え

[ 2022年4月18日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ0―1日本ハム ( 2022年4月17日    ZOZOマリン )

17日の日本ハム戦で笑顔を見せるロッテ・佐々木朗希
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 ロッテ・佐々木朗は3日の西武戦の8回2死から「52人連続斬り」となった。これは連続打者凡退の大リーグ記録である「46人」を上回る。大リーグでは2014年にジャイアンツのベネズエラ出身右腕ユスメイロ・ペティットが救援と先発で計8試合にまたがって46人を連続アウトにした。

 佐々木朗の次の「MLB超え」のターゲットとなるのは、現在17イニングまで継続中の連続無安打記録だ。大リーグ記録は1904年にアメリカンズ(現レッドソックス)のサイ・ヤングが記録した24イニング連続無安打。4月25日の2回、同30日の7回(救援)、5月5日の9回(完全試合)、同11日の6回と4試合にまたがって記録し、118年間破られていない。佐々木朗が次戦で8回まで無安打に抑えると、歴代最多通算511勝の伝説の右腕を超えることになる。

 《MLB公式サイトが速報》大リーグ公式サイトも佐々木朗の熱投を速報した。前回10日のパーフェクトで注目度は高く「2試合連続のパーフェクト?ほぼそれに近い」の見出しで伝えた。「8回は101マイル(約163キロ)を計測しながら3者三振。しかしながら0―0のまま102球を投げ降板した」と試合内容をリポート。「ここまで打者52人を連続で抑え、防御率は1・16に。今季は31イニングで56三振を奪っている」と規格外の投球結果を並べてみせた。

 《メジャーもなし2戦連続の完全》佐々木朗が2試合連続完全試合を達成すれば、大リーグでもいない歴史的快挙だった。完全試合は過去23人が記録しているが、2度達成者さえいない。2試合連続無安打無得点試合でも、レッズのジョニー・バンダーミーア一人だけ。1938年6月11日のビーズ(現ブレーブス)戦(3四球)と、4日後のドジャース戦(8四球)で記録。左腕のバンダーミーアは3年連続最多奪三振に輝く一方、制球に難があった。メジャー通算119勝121敗で、殿堂入りもしていない。

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2022年4月18日のニュース