シティライト岡山 「取締役広報部長」の丸山がV打&一発で快勝 3年ぶり全国切符へ前進

[ 2022年4月18日 05:30 ]

社会人野球第64回JABA岡山大会   シティライト岡山5-1日本製鉄かずさマジック ( 2022年4月17日    倉敷マスカット )

社会人野球岡山大会<シティライト岡山・日本製鉄かずさマジック>7回に放った本塁打のボールを手にするシティライト岡山・丸山
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 2球場で予選リーグ5試合があり、Dブロックのシティライト岡山は、日本製鉄かずさマジックを破って2連勝となった。

 シティライト岡山の2連勝に大きく貢献したのは、取締役広報部長だった。1番中堅の丸山高明が決勝打を含む2安打2打点。3回の先制打に続き、7回1死からは左越えソロを放った。

 「独特の投げ方をする投手だったので、9番の谷口が粘ってくれたおかげで(次打者席で)うまくタイミングが取れた」

 会心の一撃にも、後輩を称えることを忘れなかった。入社7年目。28歳にして役員なのは理由がある。チームの母体は、岡山市の中古車販売会社「シティライト」。高明は、丸山明社長の長男だ。18年末に社長から「野球で会社の名前を売るのが仕事」と、25歳で取締役広報部長に任命され、野球部主将にも就任した。

 亜大では板山(阪神)と同期で、卒業時には他の企業チームからも誘いがあった。将来的には父が手がけた事業を引き継ぐ予定だが、まずは19年を最後に遠ざかる2大大会出場を果たし、再びチームの名を全国に知らしめる。 (石丸 泰士)

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