北別府さん「監督の判断は間違えてなかった、よく判断したなと」 ロッテ井口監督を称賛

[ 2022年4月18日 14:35 ]

北別府学氏
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 広島ひと筋にエースとして通算213勝を挙げた野球解説者の北別府学さん(64)が18日、自身のブログを更新。17日の日本ハム戦(ZOZOマリン)で史上初の2試合連続完全試合達成まであと1イニングと迫っていた“令和の怪物”ことロッテ・佐々木朗希投手(20)を降板させた井口資仁監督(47)の判断を称賛した。

 「興奮するね」のタイトルでブログを更新した北別府さんは「生きていると色んなことがあり楽しませてくれるような出来事もあるもんだね」と書き出すと、「佐々木朗希投手その先も見たかったけど監督の判断は間違えてなかった、よく判断したなと」と井口監督の判断を支持。「これほど調子が良く波に乗っている時だからもしかしたら達成していたんじゃないかなと思うけど一年を通してやってほしい期待とまだまだ身体付きが未完だということで決断したんでしょう」と102球での降板を決断した指揮官の胸中を想像した上で「興奮させてもらいました」と投球を堪能したことを素直につづった。

 北別府さんは2020年1月に成人T細胞白血病(ATL)を患っていることを公表。同年5月には次男をドナーとする骨髄移植を受けた。その後、できる範囲で仕事を再開していたが、21年9月にはしばらくブログを休止してリハビリに専念することを発表。同年11月8日のブログでは2週間ほど前に大腿骨骨折が判明し、人工大腿骨にする手術を受けたことを明かして入院生活に入った。11月27日には退院したが、今年1月8日のブログでは「少し腎臓の機能が弱っていたらしく」と入院を報告。当初は1週間程度の期間が想定されていたが、家族に新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者が出たため退院時期が遅れ、約1カ月ぶりに退院したことを2月11日に報告した。

 だが、その後、再入院。3月21日に行われた古巣・広島のレジェンドゲーム参加を目標にしていたが、同18日のブログで「間に合いませんでした」「まだ入院中です」と報告し、同30日のブログでは「ここまで入院が長引いたのは腎機能の悪化から尿毒症まで出てしまったのです」と明かし、現在も入院生活が続いている。

 佐々木朗は10日のオリックス戦(ZOZOマリン)で史上最年少完全試合、13者連続奪三振、1試合19奪三振の記録を達成。17日の日本ハム戦では14三振を奪い、8回を完全投球のまま降板するという離れ業をやってのけていた。北別府さんは完全試合達成の際にはブログで「佐々木朗希投手の完全試合痺れました。何度も何度もニュースで見て低めに決まる速い球に興奮しましたよ」と拍手する絵文字2つ付きで祝福していた。

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2022年4月18日のニュース