DeNA「神バント処理」坂本が中5日で阪神戦へ

[ 2022年4月18日 20:05 ]

<DeNA投手練習>ピッチングについて意見交換する東(左)と坂本 (撮影・西川祐介)
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 DeNAはあす19日から本拠地で阪神3連戦。15日のヤクルト戦で「神バント処理」を披露した3年目の坂本裕哉投手は、今季チーム初の中5日で21日の3戦目先発が濃厚だ。

 15日のヤクルト戦、0―3の4回1死一、三塁。金久保のバントが投前へ強いゴロとなると、坂本は三本間で一度ストップする三走・長岡にも目をくれず二塁へ送球。投ゴロ併殺打とした。

 長岡が全力でスタートを切っておらず、犠打とスクイズの中間のようなバントだったが、走ってくる三走が視界に入れば、投手は三走のアウトを狙う姿勢を見せ、それが無理なら一塁に送球し2死二塁とすることが多い。 だが坂本は「神処理」で併殺とした。1点を防ぎにいかず併殺を狙う姿勢は、この状況では目にすることが少ないプレーだ。

 この日、横浜スタジアムでの投手練習を見守った木塚投手コーチはプレーを「驚きがあった。走者の走力とか、打球の強さとかで判断したと思います」と振り返った。三浦監督も翌日の16日に「坂本に聞いたら(併殺は)頭にあったと言っていた」と感嘆していた。

 その「神処理」左腕は、5回3失点で降板。敗戦投手も球数は71球と余力を残した。阪神は、過去2年で通算3勝2敗と相性がいい。最下位の相手だがチームも借金3で苦戦中。「神処理」もインプットされた機転のきく頭脳を駆使し、背番号20が今季自身初勝利とチーム浮上を虎相手に狙う。

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2022年4月18日のニュース