ヤクルト 塩見5番、35年ぶり投手8番のジグザグ打線で貧打解消逆転勝ち

[ 2022年4月18日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト5―4DeNA ( 2022年4月17日    横浜 )

<D・ヤ>山崎(右)らナインを出迎える高津監督(右から2人目)ら(撮影・島崎 忠彦)
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 打線をてこ入れしたヤクルトが、逆転勝ちを収めた。過去6試合連続で3得点以下ながら、4点差をひっくり返した高津監督は「一体感が出るようになった。ベンチもグラウンドに出ている人も集中してやってくれている」と成長を実感した。

 前日に今季初の零敗を喫し動いた。1番での出場を続けていた塩見を今季初めて5番に起用。開幕から5番に座るサンタナが下半身のコンディション不良で離脱中でもあり「ムネ(村上)の後でどうやって還すか」と4番の後ろを打つ打者が鍵を握っている。チームでは87年の荒木大輔以来35年ぶりに、先発8番に野手ではなく投手の高橋を置き、左右ジグサグ打線を形成した。

 試合前時点で得点圏打率がリーグ2位タイ・500だった塩見は0―4の6回に1点を返し、なお1死二、三塁で右犠飛。新オーダーがはまり、8回には村上が同点2点打を放った。9安打のうち8安打が単打で高津監督も「粘ってつなげていくのが目指すところ」と力を込める。つなぐ意識で貯金1とした。(青森 正宣)

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2022年4月18日のニュース