カブス・鈴木誠 マルチ安打!松井秀喜に並ぶデビューから7試合連続安打だ

[ 2022年4月18日 02:30 ]

ナ・リーグ   カブス6―9ロッキーズ ( 2022年4月16日    デンバー )

2回に二塁打を放つカブスの鈴木(AP)
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 カブスの鈴木誠也外野手(27)は16日(日本時間17日)、敵地でのロッキーズ戦に「6番・右翼」で出場し、3打数2安打1四球。デビューから7試合連続安打を放ち、03年のヤンキース・松井秀喜に肩を並べた。打率も・ナ・リーグ2位の409とし、07年にデビルレイズ・岩村明憲が記録した日本選手最長の9試合連続安打も視界に捉えた。

 「小さい時からずっとテレビで見ていた人。まだ会ったことがない。すごく憧れていた選手」。RBIマシンとして君臨したゴジラ松井と肩を並べ鈴木は表情を崩した。2回、先発右腕センザテーラの外より95マイル(約153キロ)の直球を打ち返した打球は中堅フェンス直撃の二塁打。あと50センチ高ければ4号本塁打だった。この試合、カ軍選手最速の打球速度107.8マイル(約173キロ)には「あんまりそこは気にしていない」と話したものの「しっかりアジャストできるようにと思い打席に入っている。良かった」。7回には遊撃内野安打も放ち12日以来2度目のマルチ安打も記録。8回は四球を選び、打率・409、出塁率・533、長打率・909、OPS・1.442はいずれもナ・リーグ2位。デービッド・ロス監督は「彼のパフォーマンスには超、スーパー満足している」と敗戦にもエビス顔だった。

 適応への課題が多いのが新人。「ボールが動くので内角、外角と分けて立つと、キツキツの球に手が出てしまう。真ん中しか待っていない」。捨てる勇気を持ちシンプルに打席に立つ鈴木に「岩村超え」は見えている。(笹田幸嗣通信員)

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2022年4月18日のニュース