槙原寛己氏 自分が監督でも「変えてたのかな…と思う」 佐々木朗希の8回完全降板に「英断」

[ 2022年4月18日 15:16 ]

槙原寛己氏
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 元巨人投手で野球解説者の槙原寛己氏(58)が18日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!smile~」(月~金曜後1・55)にリモートで生出演。ロッテ・佐々木朗希投手(20)が17日の日本ハム戦(ZOZOマリン)で8回まで完全投球し、完全試合を達成した10日のオリックス戦に続く快投を見せたことについてコメントした。

 槙原氏は巨人時代の94年5月18日にプロ野球史上15人目の完全試合を達成。佐々木朗は10日のオリックス戦での完全試合達成後、初登板となった17日、日本ハム戦で8回まで走者を許さず完全投球を続けたが、9回に2番手・益田と交代してマウンドを下りた。2試合連続で完全試合や無安打無得点試合を達成すればプロ野球史上初の快挙だったが、8回102球で降板した。

 槙原氏は降板について、「ロッテはしっかりと育成していこうというプラン通りに進めたということだと思うんですよね。今の時期もちょっと関係してくると思うんですけど、始まってすぐの4月ですので、100球をメドに、と決めてると思うんです」と推察し、理解を示した。

 ここでMCの石井亮次アナウンサーから「槙原さんが監督だったらどうしてました?」と聞かれ、槙原氏は「変えてたのかな…と思うんですけど」とコメント。その上で「ピッチャーの気持ちからすると投げたいんで、本人に聞いたら『投げたい』って言っちゃうんで…。球もシュート回転しだしてましたから、監督が自分が悪者になるしかないなということで、井口監督も変えたことは本当に辛かったと思いますよ」と語った。

 さらに佐々木朗に対し、「多分、日本のみならず、世界の野球界の宝ですよ。その人がこのためにケガをしたら誰が責任取りますかってなっちゃうんで、我慢したことが後にアメリカに渡った時の活躍につながったよねってことになりますからね。これは英断ですよ」とキッパリ。「ロッテの教育方針、こういう形でやってきてますんで。ここで変えるってことをしなかったってことでしょうね」と結んだ。

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