米子東が接戦制し初戦突破。2番手・山崎が2回零封&9番・増田が大暴れ3安打3打点 

[ 2022年4月18日 18:57 ]

高校野球春季鳥取県大会2回戦   米子東9―5倉吉東 ( 2022年4月18日    倉吉市営野球場 )

2番手で2回無失点の好投を見せた山崎壮(左)と3安打3打点の増田大耀
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 3大会連続で夏の甲子園出場を狙う米子東が接戦を制し、準々決勝進出を決めた。試合の流れを大きく引き寄せたのは、4―4の7回から2番手として登板した1メートル85の長身右腕・山崎壮。2番から始まる上位打線を3者凡退に封じ、直後の一挙5得点を呼んだ。

 「一か八かというところで腹をくくって、山崎に託しました。倉吉東さんが執念と気迫を出してくる中で、それを押さえ込める気持ちの強さがあった。山崎が抑えてくれて“これでいける!”という空気になりました。一冬こえて、フィジカルが成長し、ボールも強くなりました」

 紙本庸由監督が称えたように、直後の攻撃では玉岡蓮、太田舷暉が連続長打を放ち勝ち越し。そこから3本の安打に四球と失策も絡み、粘る倉吉東を突き放した。上位打線へのつなぎ役として9番に座る増田大耀も3安打3打点。指揮官は「いいところできちっと打ってくれた」と大きくうなずいた。

 23日に予定される準々決勝・米子松蔭戦は夏のシード権獲得をかけた一戦であると同時に、今春の選抜出場を断たれたリベンジの一戦でもある。

 「冬から春にかけてみんなが成長している。布陣も変わっていますが、昨年の秋に負けた事実は変わらない。同じ倉吉球場で、同じ三塁ベンチ。一生懸命、戦います」

 紙本監督はナインの総意を代弁し、次戦を見据えた。 

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2022年4月18日のニュース