ロッテ・益田 鉄腕継承600戦登板、朗希完全からバトン!!72年ぶり完封リレー 球団兆治以来の大台

[ 2022年4月13日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ3―0ソフトバンク ( 2022年4月12日    長崎 )

<ソ・ロ>600試合登板を達成した益田は記念ボードを掲げ笑顔(撮影・岡田 丈靖)        
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 千葉で3年目のロッテ・佐々木朗が達成した完全試合から2日後。約1000キロ離れた異国情緒あふれる長崎で、守護神・益田が節目の記録を達成した。

 「朗希はちょっと別格なので、刺激を受けることはないけど、チームの雰囲気はいいので、何とかみんなで競争してやりたいです」

 3点リードの9回に登板。味方の失策も絡み一発同点のピンチを背負ったが、無失点で通算160セーブとなる今季3セーブ目を挙げた。これで史上43人目の通算600試合登板を達成。村田兆治に次ぐ球団2人目の快挙だ。プロ11年目で、そのレジェンド右腕が持つ球団記録の604試合も射程圏に入った。

 過去10年間で50試合登板以上を9度も記録する鉄腕も「今日で600試合と分かっていたのでフワフワして緊張した」と振り返る。セーブ記録などの節目とは違い、登板数は内容に関係なく記念ボードが用意される。恥ずかしい内容で終わるわけにはいかなかった。

 佐々木朗の完全試合からチームは2試合連続完封勝利。完全試合の次戦の完封勝利は50年の巨人以来、実に72年ぶり2度目の快挙だ。20歳の怪物のような圧倒的な剛速球で打者をねじ伏せることはできなくても、誰にもマネできないタフさが守護神にはある。「ここまでやってこられたことは自分を褒めてあげられる一つ。余韻に浸ることなく頑張りたい」と次戦を見据える。

 98年以来の長崎での試合で首位のソフトバンクから今季初白星で貯金を2とした。「長崎は初めて来た。奇麗な球場でいい雰囲気。もう一度来たい」。鉄腕守護神に思い出の地が、また一つ増えた。(横市 勇)

 《“マサカリ超え”あと5》益田(ロ)が12日のソフトバンク戦で史上43人目の通算600試合登板を達成した。初登板は12年3月30日の楽天戦(Kスタ宮城)。32歳5カ月での到達は9位の年少記録。ロッテ投手の600試合登板は村田兆治(通算604試合)が90年8月24日西武戦で達成して以来32年ぶり2人目で、球団最多記録にあと4に迫った。また、益田の登板はすべて救援。プロ初登板から600試合以上連続救援登板は、五十嵐亮太(ヤ)の823試合を筆頭に史上4人目。

 《50年巨人以来》ロッテは10日のオリックス戦での佐々木朗による完全試合に続き完封勝ち。完全試合の次戦で完封勝利は50年巨人が6月28日西日本戦で完全、29日広島戦で完封して以来72年ぶり2度目だ。なお、ロッテの最多連続完封は3試合でタイ記録に王手がかかった。

 ▼ロッテ・レアード(0―0の9回1死三塁で決勝の左前打)内野の守備も前に来ていたので、しっかりとした打球を打とうとした。

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