下柳剛氏 完全試合達成のロッテ・佐々木朗希を大絶賛「今年中あと、1、2回しそうな気がする」

[ 2022年4月13日 20:31 ]

プロ野球・阪神などで活躍した下柳剛氏
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 阪神などで活躍した野球評論家の下柳剛氏(53)が、13日、自身のYouTubeチャンネル「柳に風【下柳剛公式チャンネル】」を更新し、10日のオリックス戦で完全試合を達成したロッテ・佐々木朗希投手の偉業を称えた。

 冒頭に「直に観た人いいよなぁ」と28年ぶりに完全試合を達成という歴史的瞬間に立ち会えた人を羨ましがった下柳氏。そして「佐々木くん、本当におめでとうございます」と祝福しつつ「今度からずっとそれを期待されるから大変やと思うけど」と、今後の登板での重圧を心配した。それでも「今年中あと、1、2回しそうな気がするな」と予感していた。「芯食った当たりが1個もなかった。大体、パーフェクトとかノーヒットノーランって1個か2個ファインプレーで助かったっていうのがあるんやけど、絶対的に圧倒的に抑えてて」と脱帽した。

 注目すべきは「球数」だとした。「13人連続三振のところで、イニングで13球、14球しか使ってない。それだけボールを投げずに、ストライクゾーンだけで。すごいピッチャーやね」と絶賛。佐々木朗のボールについては「格段に真っ直ぐが速くなってる」とし「テイクバックのリラックス状態っていうのがものすごくいい。体幹も股関節も、トレーニングで仕上げてきたんやろね」と、体づくりが実を結んでいると分析した。

 今季佐々木朗は中6日のローテで回るが、下柳氏は「投げるピッチャーは負けを覚悟せないかんようなピッチャーになってきたんとちゃうかな。あれは大変だわ」と、対戦相手の投手に同情。また、エンゼルスの大谷翔平との違いは「ボールのスピン量が多分多い」とし「大谷くんのストレートって高めに投げたら空振り取れるけど、低めで空振り取ってるのは、あんまり見たことがない。あれだけフォークで腕振って、全力投球できるって練習の賜物やね」と終始絶賛した。

 さらに「9回になって、コロナで声援が禁止やんか、大声出すのが。それも良かったのかも」と、観客からのプレッシャーが少なかったことが達成の一つの要因とした。観客からの声援が「余計にプレッシャー。やんなきゃっていう気持ちになったかも。みんな静かに見守っていたから、9回はあっさり終わった要因かな」と語った。

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2022年4月13日のニュース