旭川明成高が女子硬式野球部を来春創部へ 日本最北、北海道内4校目

[ 2022年4月13日 05:30 ]

 北海道・旭川明成が女子硬式野球部を立ち上げることが12日、分かった。来春の創部を目指し、先月末に女子野球部創部委員会を設立。柿崎哲平教頭(44)が委員長に就任し、関係団体へのあいさつなど準備を進めている。道内では札幌新陽が17年春、駒大苫小牧が20年春に創部し、栗山が今春始動。旭川明成は道内4校目、日本最北の女子野球部になる。

 野球人口が減少する中、女子野球は拡大を続けている。全国高校女子硬式野球連盟には43校が加盟。97年の第1回全国高校女子硬式野球選手権大会で5校だった参加校は、昨夏の第25回大会では40校まで増えた。昨夏初めて甲子園で決勝を行い、今春の第23回選抜大会決勝も初めて東京ドームで開催し、大きな注目を集めた。

 世界的に見ても、日本は女子野球W杯6連覇と圧倒的な強さを誇る。プロ野球の西武、阪神、巨人が相次いで女子クラブチームを発足させるなど、さらなる発展が見込まれる。

 道内では、札幌新陽が19年夏の選手権で4強入り。今春の選抜で駒大苫小牧が、優勝した福井工大福井に惜敗するなど力をつけている。旭川では20年に女子小学生チーム、21年に女子中学生チームが誕生しており、旭川明成は市外や道外に流出していた道北の選手の受け皿としても期待される。近く記者会見を行い、詳細を発表する。

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2022年4月13日のニュース