巨人 頼もしき“8回の男”鍬原 いまだ防御率0・00&7戦連続ホールド 大勢は「可愛い弟みたい」

[ 2022年4月13日 22:22 ]

セ・リーグ   巨人4―3DeNA ( 2022年4月13日    那覇 )

<巨・D>巨人4番手の鍬原(撮影・島崎忠彦)
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 巨人の鍬原拓也投手(26)がDeNA戦(那覇)で1回1安打無失点とまたしても好投。今季防御率はいまだ0・00で、7試合連続ホールドをマークした。

 4―3とわずか1点リードの場面で4番手として登板した“8回の男”鍬原。ソト、宮崎を打ち取って2死走者なしとしてから大和に左前打され、これを立岡がファンブルして一気に得点圏の二塁に走者を背負った。一打同点のしびれる場面。だが、それまで2打席連続適時打を打っている嶺井を冷静に遊ゴロに仕留めて失点せず、チームの1点差勝ちに貢献した。

 試合後、鍬原との一問一答は以下の通り。

 ――ピンチを背負う形になりましたが

 「特に何も変わらず、このバッターを抑えればチェンジなんで、バッター勝負でというふうに考えました」

 ――直球も走っているように見えたが、自分の球を投げたら抑えられるという手応えもある

 「そんなに自信はないですけど、状態がいいというか、いいボールがいっているので自信を持って投げ込んでいる感じですね」

 ――無失点も続いている

 「結果としてゼロなんですけど、もっと内容もよくしないといけないですし、しっかり3人で抑えたら9回も(味方の)点が入っていたのかなと思いますし、そういうところかなと」

 ――ブルペンの中でのルーティンは確立された

 「特にそれはないです。いくぞと言われたらそこで気持ちを入れてという感じです」

 ――8回を任されていることで特に意識していることは

 「特に8回だからとかはなくて、場所関係なく投げられたら一人のランナーも出さずにしっかり抑えたいなという気持ちはあります」

 ――大勢はどんな存在

 「可愛い弟みたいな感じですね。僕がしっかり投げて大勢につなげればという気持ちではいます。安心感があるので」

 ――キャンプ中、大勢にキャッチボールで声をかけたのは先輩として気を使って

 「そうですね、3軍から一気に1軍だったので、たぶん友達もいないだろうし、しゃべる人もいないと思ったので、どうにかして雰囲気に慣れて欲しかったというのもあったので僕から声をかけて。そこからという感じですね」

 ――改めて感慨みたいなものは

 「正直、僕が一番びっくりしています。僕が一番びっくりしているので。いずれ取られると思うんですけど、しっかり続けられるところは続けていきたいです」

 ――びっくりと言いながらしっかりと抑えられている根拠もある

 「すごい厳しい場面とか投げさせてもらって、そこで抑えてすごく自信にはなっているので。これからも期待に応えたいなと思います」

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2022年4月13日のニュース