巨人・大勢 角三男の球団新人最多セーブを44年ぶりに更新! リーグトップの8セーブ目

[ 2022年4月13日 20:58 ]

セ・リーグ   巨人4―3DeNA ( 2022年4月13日    那覇 )

<巨・D>球団新人最多セーブ記録を達成しボードを掲げる大勢(撮影・白鳥 佳樹)
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 巨人のドラフト1位ルーキー右腕、大勢(本名:翁田大勢)投手(22=関西国際大)がDeNA戦(那覇)でリーグトップの今季8セーブ目。1978年の角三男(現・盈男)と並んでいた球団新人最多セーブ記録を44年ぶりに更新した。

 4―3と1点差の9回に5番手として登板し、藤田を148キロ直球で二ゴロ、代打・関根をフォークで空振り三振。最後は新人対決となった梶原を148キロ直球で空振り三振に打ち取った。MAXは151キロ。11球での3者凡退だった。

 お立ち台に上がった大勢は「1点差だったんで、もう先頭バッターからしっかり自分のまっすぐで押していこうというか、しっかり抑えようっていう気持ちで上がりました」とし、投球内容については「三振を狙ったところでしっかり三振も取れたので良かったと思います」と落ち着いた声で答えた。

 指笛が響く沖縄の雰囲気について聞かれると「指笛といえば沖縄というイメージがあったので。本当にありがとうございます」と満面笑み。「本当に力になりました」と感謝した。

 開幕17試合目で早くも8セーブ。まだ4月というのに球団新人記録を塗り替えた。「セーブシチュエーションをこんなにたくさんつくっていただいた野手の方たちだったり、僕のところまでつないでくださった先輩方のおかげだと思っています。ありがとうございます」と初々しい22歳。それでも今後について聞かれると「まだシーズン始まったばっかりなんですけど、自分の任された仕事はしっかり果たすっていうことと、その積み重ねが記録にこうやってつながっていったらいいかなっていうのと、やっぱり自分の投球で野球場に足を運んでくださった人たちを魅了できるような、そんな1年間にしていきたいと思います」と頼もしかった。

 6日の広島戦(マツダ)で1―2で迎えた9回に4番手として登板し、1イニングをわずか7球でピシャリと3者凡退に抑えて角の記録に並んだ大勢。9日のヤクルト戦(東京D)では2―2で迎えた延長10回に4番手として登板して山田を全5球直球勝負で空振り三振に仕留めるなど13球で3人をピシャリ。その裏、立岡の劇的なサヨナラ弾が飛び出して、プロ初勝利を挙げていた。

 【巨人・大勢の登板内容】

<3月>
25日 S 中日戦(東京D) 1回2安打0失点 MAX158キロ
26日 S 中日戦(東京D) 1回0安打0失点 MAX153キロ
29日 S ヤクルト戦(神宮) 1回1安打0失点 MAX153キロ
30日 S ヤクルト戦(神宮) 1回0安打0失点 MAX154キロ
<4月>
1日 S 阪神戦(東京D) 1回1安打2失点 MAX156キロ
2日 S 阪神戦(東京D) 1回1安打1失点 MAX155キロ
6日 S 広島戦(マツダ) 1回0安打0失点 MAX150キロ
9日 勝 ヤクルト戦(東京D) 1回0安打0失点 MAX156キロ
13日 S DeNA戦(那覇) 1回0安打0失点 MAX151キロ

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