DeNA・梶原 デビュー戦弾&4安打、コロナで22人入れ替え緊急事態に大卒ドラ6が猛アピール

[ 2022年4月13日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA4―10巨人 ( 2022年4月12日    那覇 )

<巨・D>5回、佐野の適時打で生還しナインに迎えられる梶原(撮影・島崎忠彦)
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 DeNAのドラフト6位の“カジータ”こと梶原が満点デビューだ。「4安打なんて大学(神奈川大)のとき1度あるくらい。そんなに記憶がない。本塁打は打った瞬間いくと思いました」。勝利にはつながらなかったが、沖縄のファンに鮮烈な印象を残した。

 「1番・中堅」でデビュー。0―2の3回1死二塁の第2打席で戸郷の直球を右中間席に運んだ。プロ初安打が同点2ラン。5回に左前打、7回に中前打、9回は左前打を重ねた。新人のデビュー戦の初アーチ&4安打は50年の2リーグ制以降で初の快挙となった。

 チームは6日以降に牧、桑原、山崎ら11選手が新型コロナウイルスに集団感染して4試合が延期され、6日ぶりの試合。梶原、藤田、ソトら11選手をこの日に出場選手登録するなど計22人を入れ替えた。大敗で借金1となったが、22歳をスタメンに抜てきした三浦監督も「大きなアピールだった」と絶賛した。

 昨季も新人の牧が低迷するチームの希望の光になった。記念球が手元に戻った梶原は「実家(大分)の両親に渡す」と笑顔だった。(大木 穂高)

 ≪球団新人左打者では史上初≫初出場のルーキー梶原(D)が2打席目にプロ1号となる同点2ランを放った。2リーグ制後、新人のデビュー戦本塁打は昨年7月13日の来田(オ)に続く36人目(セ15人目)。DeNAでは大洋時代の60年黒木基康、17年細川に次ぐ3人目で、左打者では梶原が初めてとなった。

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2022年4月13日のニュース