周りに見劣りしないカブス・誠也 日本人野手の評価ひっくり返して 松坂大輔氏がOP戦観戦

[ 2022年3月31日 02:30 ]

オープン戦   カブス3-2Dバックス ( 2022年3月29日    メサ )

鈴木(右)と握手を交わすスポニチ本紙評論家の松坂大輔氏(撮影・光山 貴大)
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 スポニチ本紙評論家の松坂大輔氏(41)が29日(日本時間30日)、大リーグキャンプの取材をスタートさせた。初日はアリゾナ州メサを訪問。カブスに入団した鈴木誠也外野手(27)の試合を観戦し、日本選手の野手の評価を覆すべく活躍を期待した。

 スタンドからファン目線で野球を見ることが今までありませんでした。だからすごく新鮮に感じました。久々のメジャーのグラウンド、アメリカの空気感は見ていて気持ちが良かったです。

 鈴木選手はカブスのユニホームが似合っていましたね。本人は「体を大きくしてこちらに来たつもりだったけど、こっちの選手と比べたらまだまだでした」と言っていましたが、ウオームアップや打席に入っている姿を見て、周りの選手と見劣りしているとは思いませんでした。なじんでいましたね。

 打者という点では昨年、エンゼルス・大谷選手があれだけの成績を残し、パイレーツ・筒香選手も後半素晴らしかった。ですが、全体的に見ると日本の投手に比べて野手の評価は厳しいなと感じています。鈴木選手は久々の右打者。この1年で、とは言わないです。カブスからも5年契約をもらっていますから。焦らずに打者の評価をひっくり返してほしいと思いますね。もちろん、自分は彼ならできると思っています。(本紙評論家)

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2022年3月31日のニュース