DeNA今季初スタメン・関根が地元凱旋マルチ 同郷の後輩・高橋宏に「プロの洗礼」

[ 2022年3月31日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA7-6中日 ( 2022年3月30日    バンテリンD )

<中・D>3回、関根は適時打を放つ(撮影・椎名 航)
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 愛知県出身のDeNA・関根が今季初スタメンで、同郷の後輩に「プロの洗礼」を浴びせた。

 2―0の3回1死満塁。愛知出身の19歳右腕の高橋宏が投じた真ん中の直球を中前2点適時打。「フルカウントでしたが、どんな形でも1点が入ればと変な欲を出さないように意識した。貴重な追加点がうれしかった」と声を弾ませた。2回の初打席でも無死一塁から左前打し、先制の好機を広げた。

 9年目の26歳。もらった幸運を確実に生かしている。昨季は自身初の開幕スタメンをつかんだが、今季は2軍キャンプスタート。だが正外野手のオースティンが開幕直前に右肘の張りを発症。リハビリ組での調整となり、オープン戦最後のカードとなった3月18日からの日本ハム3連戦で1軍に合流した。代走、守備固めと地道にこなし、開幕ベンチ入りに滑りこんで、この日の今季初のマルチ安打につなげた。期待に応えた男を三浦監督も「関根は状態がいい。非常に大きな働きだった」と称賛した。

 最下位から24年ぶりの日本一を狙う三浦監督も「攻撃面は理想の形で粘り強くできている」と手応え。東邦出身のプロ9年目・関根の「後輩討ち」が連勝につながった。(大木 穂高)

 ◇関根 大気(せきね・たいき)1995年(平7)6月28日生まれ、愛知県蟹江町出身の26歳。高校通算33本塁打をマークした東邦では2年秋の愛知県大会優勝も、東海大会初戦で敗退。3年夏は愛知大会5回戦で敗れた。13年ドラフト5位でDeNA入り。1メートル73、78キロ。左投げ左打ち。

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2022年3月31日のニュース