ソフトバンク・藤本監督 栗原登録抹消に「試合でのケガやからしょうがない」

[ 2022年3月31日 12:50 ]

<ロ・ソ>9回、福田光の打球を追って上林(左)と栗原が交錯、足が絡み合って転倒。栗原はひざを押さえて立ち上がれず担架で運ばれる(撮影・篠原 岳夫)
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 ソフトバンクの栗原陵矢外野手が、左膝の損傷のため出場選手登録を抹消された。

 栗原は30日ロッテ戦(ZOZOマリン)で、9回の左翼守備中、2死から福田光の浅い飛球を追いかける途中で、中堅手の上林と交錯した。打球は両者の前に落ちて二塁打となった。上林はすぐに立ち上がったが、栗原は膝を押さえたまま、立ち上がれずに担架でベンチへ運ばれた。

 栗原は開幕戦から不動の「5番・左翼」で出場。26日に1号を放ち、27日の日本ハム戦でも2試合連続本塁打に猛打賞と好調だった。この日も1安打1打点をマークし、打率は・353。自称「副主将」として開幕5連勝のムードメーカー役としても活躍中だった。

 この日の発表によると、浦安市内の病院でレントゲン検査を受け、左膝の損傷、骨に異常なしとの診断。31日に登録を抹消し、同日に佐賀市内の病院を受診する。診断結果は夕方に発表される見通し。代わって柳町達外野手(24)が出場選手登録された。

 栗原の離脱を受けての、藤本監督の一問一答は以下の通り。

 ――5連勝の一方で栗原が離脱
 「試合でのケガやからしょうがないよね。ぶつかるいうのもね、まあ大したことなかったら良いんやけどね。結果的にはまだ聞いていないんで。レントゲンしか撮れていないんで。今日、帰ってMRIとか撮ってどうなるかやね」

 ――柳町を呼んだが、レフト、5番は
 「そこは調子の良いものを5番に入れていこうと思っているし。柳町は状態良いから今日、使いますよ。下からの報告も明石と柳町は状態良いというところでね。外野手やしレフトにはめられるんで。スタメンでいきますよ」

 ――栗原と話は
 「話し合ったけど、こればっかりは仕方がないからね。不幸中の幸いというかね。まあ後はMRI撮ってどういう診断結果出るかということですかね」

 ――満員の観客になって声の連携の難しさもある
 「あれは両方捕りにいくわね。クリも上林が捕りにきたからよけようと思って、というところやったからね。精いっぱいやっているところのケガですから、こればっかりは仕方がないと思います」

 ――こういう時こそチーム全体で
 「栗原がいないから負けたとかね。そう言われないようにしっかり戦うだけですね」

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