楽天・早川 師事の早大先輩・ソフトバンク和田より先に1勝「球速以上に凄みのある直球を」

[ 2022年3月31日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天6-1オリックス ( 2022年3月30日    京セラD )

<オ・楽>ヒーローインタビューを終え、記念撮影する早川(撮影・後藤 大輝)
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 膨らんだ青写真をマウンド上で体現した。楽天・早川がナイターのオリックス戦先発を前に注目したのは、デーゲームのロッテ―ソフトバンク戦。早大の先輩の和田と小島の投げ合いに熱視線を送り「良いイメージができた」。1月の自主トレで師事した和田の投球を脳裏に焼き付けた。

 初回、先頭・福田に右前打を許したが、続く宗は低め直球で見逃し三振。吉田正と杉本は高めの直球で右飛に斬った。以前「和田さんの若い頃は直球と思って振っても当たらないような時があった。球速以上に凄みのある直球を目指したい」と言っていた理想に近づくような球だった。

 早大時代は最速155キロ左腕と注目され、球速に意識が向いた時期もあった。だが和田にはスピードは大事だが、打者を打ち取ることが投球の本質だと説かれた。この日も「体を開かず、打者の近くでリリース」を意識。最速148キロも7回4安打1失点で今季初勝利を手にした。

 3連勝に貢献したが「後半は変化球が浮いてきた」と反省した。昨季は9勝。2桁勝利という目標を見据え、全てを糧とする。(重光 晋太郎)

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2022年3月31日のニュース