巨人 元守護神ビエイラが2試合連続リリーフ失敗 2日連続で先頭に四球 この日は2ラン被弾

[ 2022年3月31日 22:34 ]

セ・リーグ   巨人6―3ヤクルト ( 2022年3月31日    神宮 )

<ヤ・巨(3)>9回途中でマウンドを降りるビエイラ (撮影・森沢裕)
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 巨人のチアゴ・ビエイラ投手(29=ブラジル)が2試合連続でリリーフに失敗した。

 6―1で迎えたヤクルト戦の9回に3番手として登板。先頭の山田をいきなり四球で塁に出すと、村上はスライダーで空振り三振に仕留めたものの、5番・サンタナに5球目の152キロ直球を右翼スタンドに4号2ランされて3点差。続く長岡を遊ゴロに打ち取り2死までこぎ着けたが、オスナに四球を出すと、ここで原辰徳監督(63)がベンチを出て交代を告げた。

 6回零封した3年目右腕・堀田のプロ初登板初先発初勝利が懸かったマウンド。ここでビエイラをリリーフした4番手右腕・畠が2球で内山壮を三ゴロに仕留めてゲームセット。堀田は勝利投手となり、畠はプロ2セーブ目を挙げている。

 ビエイラは来日2年目だった昨季途中から抑えに回り、昨年5月3日の広島戦(マツダ)から9月1日のヤクルト戦(京セラD)まで32試合連続無失点という外国人新記録を樹立。また、同年7月16日に行われた「マイナビオールスターゲーム2021第1戦」(メットライフD)ではレアード(ロッテ)への初球が球宴史上最速の163キロを計測し、後半戦初戦となった8月13日の中日戦(東京D)では代打に出たA・マルティネスの7球目にNPB最速となる166キロをマークして話題を呼んだ。

 今季は中継ぎに回り、初登板となった前日30日のヤクルト戦(神宮)でも8回に4番手として登板するといきなり連続四球と自らの悪送球もあって1失点(自責0)と“独り相撲”状態だった。

 試合後、ビエイラが心配と報道陣から声をかけられた原監督は「ですね」と受けながらも「彼は良い時の投球をちゃんと彼も記憶しているわけで、ですからそこは足りないところは調整してもらうというところをね、期待しています」と語った。

 【ビエイラの今季登板内容】

 3月30日 ヤクルト戦(神宮) 1/3回0安打2四球1失点
 3月31日 ヤクルト戦(神宮) 2/3回1安打2四球2失点

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2022年3月31日のニュース