近江 最終9回に甲子園全体が手拍子で大声援も…最後は併殺打でゲームセット

[ 2022年3月31日 14:50 ]

第94回選抜高校野球大会最終日 決勝   近江1―18大阪桐蔭 ( 2022年3月31日    甲子園 )

<近江・大阪桐蔭>準優勝に終わり、アルプスに挨拶する近江ナイン(撮影・後藤 大輝)
Photo By スポニチ

 第94回選抜高校野球大会最終日は31日、阪神甲子園球場で決勝が行われ、代替出場校として初めて決勝に進出した近江(滋賀)が1―18で大阪桐蔭(大阪)に敗れ、滋賀県勢として春夏通して初めての優勝はならなかった。

 17点を追う9回1死から石浦が右前打で出塁すると、自然と甲子園全大会から手拍子が送られた。このバックアップに後押しされるように大橋も右前打でつなぎ、一、二塁としたが、最後は川元が遊ゴロ併殺打に倒れてゲームセットとなった。

 準決勝までの4試合すべてを完投し、1週間500球までのルールでこの日は116球の球数制限となったエース右腕・山田は、初回と2回に1点ずつを失い、3回無死一塁からは松尾に左越え2ランを浴びて降板。代わった左腕・星野も2死から田井に中越えソロを浴び、5回以降も失点を重ねた。8回途中から救援の3番手の2年生右腕・平井は無失点に抑えた。

 打線は、3回2死二塁の好機では、大阪桐蔭の2年生左腕・前田の前に津田が見逃し三振に倒れたが、5回2死三塁で川元の鋭い打球が大阪桐蔭の二塁手・星子の失策を誘い、二塁走者の川元が生還したが、大量失点が響いて大敗した。

続きを表示

この記事のフォト

2022年3月31日のニュース