阪神 元ソフトB・渡辺を獲得調査 宝刀スライダーは折り紙付き 救援陣強化へ変則左腕に白羽の矢

[ 2021年12月9日 05:00 ]

元ソフトバンクの渡辺雄大投手

 阪神が今オフにソフトバンクを戦力外となった渡辺雄大投手(30)の獲得へ向けた本格調査を進めていることが8日、わかった。現役続行の意思を表明しながら、12球団合同トライアウトには不参加。ブルペン強化を目指す猛虎が、変則左腕の獲得に動き出す。

 「戦力外後も(阪神以外にも)パ・リーグを含めた数球団が動向を注目していました」

 他球団の球団関係者が水面下の状況を明かした。渡辺は現役続行を目指し、練習を続けながら他球団からのオファーを待っていた。別の球界関係者も「年齢も若いですし、まだまだ活躍できるという評価です。特にスライダーは左右の打者に有効です」と語るように、実力は折り紙付き。戦力外になったとはいえ、複数球団がその存在に注目していた。

 今季の1軍登板は6試合にとどまったが、ウエスタン・リーグでは34試合で防御率1・67を誇っていた。1メートル86センチの長身に加えて、左サイドからの独特な投球フォームを苦手とする打者は多い。ストレートの最速は143キロながら曲がり幅の大きいスライダーが最大の武器で、1軍での対左打者の通算被打率はわずか・200。2軍戦では対左が・191、対右も・265と、ワンポイント以外の活躍も十分に見込める。

 今季、阪神は中継ぎの駒不足に苦しんだ。救援陣は補強ポイントの一つ。新守護神候補と目されるカイル・ケラーの獲得も間近だ。新助っ人の状態次第では、岩崎が新ストッパーとなる可能性も検討するなど有事に備えた準備は万全。26歳でプロ入りした苦労人の、早期獲得を目指す。

 ◇渡辺 雄大(わたなべ・ゆうた)1991年(平3)9月19日生まれ、新潟県出身の30歳。中越では3年春に北信越大会準優勝。青学大、BC・新潟を経て17年育成ドラフト6位でソフトバンク入団。20年8月に支配下登録。通算9試合0勝0敗、防御率3・18。1メートル85、84キロ。左投げ左打ち。

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