DeNA 大田泰示獲得に動く!自由契約直後から水面下で調査 右の強打者補強ポイント合致

[ 2021年12月9日 05:32 ]

大田泰示
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 DeNAが日本ハムを自由契約になった大田泰示外野手(31)の獲得に動いていることが8日、分かった。三浦大輔監督(47)就任初年度の今季は6年ぶりの最下位。投手改革とともに補強ポイントである長打力のある右打者に、合致した。24年ぶり日本一へ巻き返すための大きなピース。東海大相模時代を神奈川で過ごした実績十分の大田獲得へ、今後の交渉に全力を注ぐ。

 24年ぶりの日本一を目指し、DeNAが補強の動きを加速させた。日本ハムから自由契約になっていた大田獲りへ。来季契約提示なしが発表された11月16日直後から、水面下で調査を開始していた球団は、交渉解禁を受けて争奪戦勝利に全力を投入する。

 今季は新人の牧、桑原、佐野、宮崎と4人が打率3割をマークするなどチーム打率・258、559得点はともにリーグ2位。だが、爆発力がある一方で、効果的に得点が奪えず、競り負けるパターンも多かった。さらに右打者の層が薄く、主力と控えの大きな力の差は課題の一つとなっていた。

 大田は巨人から日本ハムに移籍した17年からともに4年連続で100試合出場、2桁本塁打をマーク。19年にはプロ最多の132試合に出場し、いずれもキャリアハイの打率・289、20本塁打、77打点の成績を残した。広い札幌ドームを本拠地に守備力、走力の高さを発揮。今季、76試合、打率・204、3本塁打、20打点に終わったが、本拠が狭い横浜では打撃成績のアップも見込める。

 チームの正外野手は佐野、オースティン、桑原がそろうが、大田加入で層が厚くなることは間違いない。起用法にも幅が広がり、チームにとってプラスになることから、獲得へのゴーサインが出た。大田にとっても東海大相模時代、横浜スタジアムは何度もプレーし、なじみ深い球場でもある。

 11月29日、ニッポン放送の番組にリモート出演した際は、突然の自由契約に対して「驚きはありました。目の前が真っ白になりました」と本音を語った。一方で「野球が僕の中の一番の財産。これを仕事にしてまだまだやりたい」と新たなスタートへの意欲も示していた。

 外野と打線強化が実現する大田獲得へ。複数球団が興味を示しているが、DeNAが他球団に負けない熱意を伝えていく。

 ◇大田 泰示(おおた・たいし)1990年(平2)6月9日生まれ、広島県出身の31歳。東海大相模では高校通算65本塁打を放ち、08年ドラフト1位で巨人入団。松井秀喜がつけていた背番号55を継承する。1年目の09年6月21日のロッテ戦でプロ初出場。16年オフにトレードで日本ハムに移籍し、19年に自己最多の20本塁打。20年には初のゴールデングラブ賞に輝いた。1メートル88、93キロ。右投げ右打ち。

 ▽大田らの自由契約 日本ハムが11月16日、大田、西川、秋吉の3選手に来季契約を提示せず、契約保留選手の手続きを行わないと発表した。大田、秋吉は国内、西川は海外FA権を保有。稲葉篤紀GMは「選手が取得した権利を尊重し、ノンテンダーとすることを選択した。選手に制約のない状態で、海外を含めた移籍先を選択できることが重要」と説明した。ノンテンダー(テンダーは提出、申請の意)は大リーグで球団が来季保有権を放棄してFAとなることで、実績ある3選手が制約なく移籍交渉可能となる措置となっている。年俸は大田1億3000万円、秋吉5000万円、西川2億4000万円で、来季予想される年俸と、戦力的期待度が見合わないと判断されたもよう。西川には巨人が獲得に乗り出している。

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