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ソフトB入団は運命 ドラ4・野村勇は愛鳥家「チュンチュンにおいしいエサを」 盗塁王&新人王トリます

[ 2021年12月9日 05:30 ]

笑顔で愛鳥「ちゅんちゅん」の画像を見せるソフトバンク4位・野村勇(撮影・岡田 丈靖)
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 盗塁王からの新人王、さらに将来のトリプルスリーも視野に入れる。ソフトバンクがドラフト4位で指名したNTT西日本の野村勇(いさみ)内野手(25)が8日、福岡市内の球団事務所内で入団交渉に臨み、契約金5000万、年俸1200万円で合意した。すでに来春キャンプでのA組スタートは内定。文鳥との散歩が趣味の既婚オールドルーキーは、50メートル5秒8の快足を生かしホークスで羽ばたく。

 ドラフト指名5選手で仮契約のトリを飾ったのは唯一の社会人出身者で新人最年長、25歳の野村勇。来季高卒8年目の栗原、大卒4年目の甲斐野らと同世代のオールドルーキーは、球団に快足と堅守を評価された後に、サインした。

 「即戦力として本当に“これからやったろう”という気持ち。競争に負けないように。新人王を獲るため盗塁を増やし活躍したい」

 内・外野を守ることができて、走攻守の全てでバランスがいい。来春キャンプでは二塁、遊撃手としてA組(1軍)スタートが内定している。中でも取りえは50メートル5秒8の俊足。韋駄天(いだてん)といえば、これも同世代の周東がいるが「周東さんを超えての盗塁王を」。周東がタイトルを獲った20年の50盗塁以上を狙う。

 将来的には、さらに大きな目標がある。「夢はトリプルスリーです」。球団では15年の柳田悠岐以来、達成者はいない。

 鷹の求愛に応じた野村は愛鳥家。趣味は、実家で飼育中の文鳥「チュンチュン」の散歩だ。野村を含め、家族が獣毛アレルギーのため犬、猫ではなく白文鳥を鳥かごで飼育中。屋外で自由飛来させ、頭の上など身体に戻ってくる空中散歩を見るのが癒やしの時間だ。現チュンチュンは三代目。「飼いだしたときから(ホークス入りの)運命は、決まったんだな、と」。12球団には鷹のソフトバンク、燕のヤクルト、鷲(わし)の楽天と、3つの“鳥人球団”があるが文鳥と鷹がつながった。オフはNTT西日本で鳥かご(ケージ)内で打ち込み、強打も磨く。

 「心が痛くなるので、あまり(食べない)。気持ちが…」と高タンパクの鶏肉料理も可能な限り控えつつ、持ち前の身体能力を持続してきた。社会人3年目でプロ入り。契約金と年俸で「チュンチュンにおいしいエサを買ってあげたい」と感謝を伝える予定だ。

 もう、福岡市東区の雁ノ巣(がんのす)に球団の施設はないが、実家に鳥の“巣”がある野村家。妻子も愛鳥も支える頼もしい万能型内野手が、今季低空飛行に終わったホークスを再び頂点に導く翼となる。(井上 満夫)

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