ロッテ育成・森 支配下登録へ 今季イースタン最多勝の4年目右腕

[ 2021年12月9日 05:33 ]

ロッテ・森遼大朗
Photo By スポニチ

 ロッテが育成4年目の森遼大朗投手(22)を来季から支配下登録する方針であることが8日、分かった。

 森は17年育成ドラフト2位で入団した右腕。今季はイースタン・リーグで10勝を挙げ最多勝を獲得した。直球は最速147キロだが、制球よくコーナーを突きながらスライダー、フォークなどを交えて凡打を築く総合力の高さが武器。阪神とのファーム日本選手権にも先発し、7回無失点と好投した。来季は高卒5年目となり、大卒ルーキーと同学年。関係者は「仮に今秋のドラフト対象だったら、1位で消えている」と評価する逸材で、支配下登録即ブレークに期待がかかる。

 都城商時代は甲子園出場はないが、1学年上の都城・山本由伸(オリックス)と投げ合った経験もある。CS敗退後、ZOZOマリンで行われた秋季練習に1軍メンバーとして参加していた。球団は今秋のドラフトでは1位で市和歌山の捕手・松川、2位で国士舘大の強打の二塁手・池田と野手を上位指名。その裏には森の存在があったことも大きかった。

 ◆森 遼大朗(もり・りょうたろう)1999年(平11)4月22日、宮崎県出身の22歳。都城商3年夏は県4強進出も甲子園出場はなし。17年育成ドラフト2位でロッテ入団。2軍では20年から2年連続規定投球回数に達し、21年は10勝5敗、防御率3・20の成績で、イースタン・リーグ最多勝。1メートル80、87キロ。右投げ左打ち。背番号123。

続きを表示

2021年12月9日のニュース