阪神・藤浪 10年目の来季へ先発一本で逆襲を誓う「しっかりローテで投げられるように」

[ 2021年11月12日 05:30 ]

ブルペンで投球する藤浪
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 阪神・藤浪が節目の10年目を迎える来季へ向けて先発一本で逆襲をかける決意を口にした。

 「悔しい1年間になったので、来年しっかりローテで投げられるようにこのオフ取り組んでいきたいと思います」。今季は初の開幕投手を務めながら、先発陣に定着できず、4月下旬に2軍降格。不振の岩崎に代わって6月上旬に緊急昇格した際は中継ぎ要員で、以降も先発登板は8月19日の1度。終わってみれば、21試合で先発は6度にとどまった。

 登録外ながらCSファーストSでも中継ぎとして準備するなど起用の幅は広がってはいるものの、高卒1年目から3年連続で2桁勝利を挙げてチームに貢献してきた右腕にとって「先発」へのこだわりは強い。

 鳴尾浜で始まった投手組の秋季練習では初日からブルペン入り。マウンド後方にタブレット端末を置き、1球ごとに回転軸などトラックマンデータを確認した。「自分の感覚と照らし合わせて、内容があった方がいいかなと」。その後は「試したいことがあった」とキャッチボールに取り組み、体の使い方など課題の解消に時間を割いた。「(課題は)自分の中にあるので、しっかりやっていきたい」。雌伏の時間を来季こそ白星につなげるため、腕を振っていく。(遠藤 礼)

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