ヤクルト最優秀選手は…奥川!塩見100万円“オレじゃないの?”村上と新喜劇ばりズッコケ 高津監督爆笑

[ 2021年11月12日 22:11 ]

CSファイナルS第3戦   ヤクルト2ー2巨人 ( 2021年11月12日    神宮 )

MVPは奥川のアナウンスにずっこける塩見(左)と村上に高津監督は爆笑(撮影・篠原 岳夫)
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 アドバンテージ1勝を加えて3勝0敗としてクライマックスシリーズ(S)ファイナルステージ(S)突破に王手をかけていたヤクルトは12日、0―1の7回に青木の左前2点適時打が飛び出し一時逆転。8回に同点に追いつかれたものの巨人と2―2の9回表コールド引き分け。3戦2勝1分けで3勝1分けとし、15年以来6年ぶり8度目の日本シリーズ進出を決めた。

 「必ず日本一になります!」。神宮の秋空に高津監督が高らかに約束した後、ナインたちは記念Tシャツを着て神宮のファンにあいさつ。記念撮影のためマウンド付近に整列した後に何やら塩見と村上がじゃれ合う。“MVPはお前だな!”“いや塩見さんですよ”“いやいや、そうかな?”そんなやり取りが続く中、球場アナウンスが流れる。

 「JERAクライマックスシリーズ2021最優秀選手に輝いたのは………………」

ソワソワ、じたばたするナインたち。

 「東京ヤクルトスワローズ、奥川恭伸選手です!」

 その瞬間、塩見と村上を中心にナインの多くがズッコケ、フィールドに転がる。神宮が大爆笑に包まれる中、笑顔の奥川が頭をペコリとしながら100万円の記念ボードを受け取りに現れた。

 奥川、村上、塩見ら若手の躍進に、山田や中村、青木や石川といった中堅とベテランが躍動した今季のヤクルトを象徴するような場面。20日から、同じくこの日に劇的な9回サヨナラ同点コールドで日本シリーズ進出を決めたオリックスのホームから始まる2021年セパ1位同士の頂上決戦でも、一丸となって2001年以来となる20年ぶりの日本一をつかみ取るはずだ。

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