巨人・メルセデス 6回1安打零封の快投、1―0の局面で降板

[ 2021年11月12日 20:16 ]

セCSファイナルステージ第3戦   巨人―ヤクルト ( 2021年11月12日    神宮 )

<CSファイナルS ヤ・巨(3)>6回2死一、三塁、サンタナを三振に打ち取り、ガッツポーズするメルセデス (撮影・森沢裕)
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 巨人の来日5年目左腕、C・C・メルセデス投手(27)がヤクルトとのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第3戦(神宮)に先発登板。6回1安打無失点と好投し、わずか1点リードながら勝利投手の権利を得て降板した。

 巨人打線が2試合連続無得点に終わり、ヤクルトが優勝チームに与えられるアドバンテージ1勝を含めて3勝0敗と日本シリーズ出場に王手をかけて迎えた第3戦。巨人は引き分けでも3年連続となる日本シリーズ出場が消滅する苦しい状況の中でマウンドに上がったメルセデスは初回から順調にスコアボードへゼロを並べていった。

 初回、2回を3者凡退に仕留めると、味方打線は3回に坂本の犠飛で先制。チームにとって22イニングぶりとなる得点が刻まれると、その裏も3人でピシャリと抑えたメルセデスは序盤を完全投球で立ち上がった。4回には突如制球が乱れて3四球を出し、2死満塁のピンチを招くも得点は許さず。6回は先頭・塩見への死球から1死一、三塁のピンチとなったが、村上、サンタナを抑えて無失点で切り抜けると、直後の7回、先頭打者として打席が回り、代打・八百板を告げられ降板となった。

 投球内容は6回で打者23人に対して80球を投げ、1安打無失点。4三振を奪い、与えた四死球は4つだった。

 メルセデスは8月24日の広島戦(東京D)で今季7勝目を挙げたのを最後に9戦勝ちなし4連敗でレギュラーシーズンを終了。今季ヤクルト戦は4試合に登板して1勝1敗、防御率5・14だった。

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2021年11月12日のニュース