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王手の主ヤク!高橋が初CSで初巨人斬り 6回無失点8K、2戦連続完封勝ちに貢献

[ 2021年11月12日 05:30 ]

セCSファイナル第2戦   ヤクルト5ー0巨人 ( 2021年11月11日    神宮 )

<ヤ・巨>5回、三振を奪いガッツポーズする高橋(撮影・村上 大輔)
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 ベンチを出る顔は誇らしげだ。勝利のハイタッチ。ナインを迎えるヤクルト・高橋は、充実感でいっぱいだった。大一番で相手エースと投げ合い、6回2安打無失点の好投。堂々たる投球で、日本シリーズ進出王手に貢献した。

 「初回はちょっと力んでしまったんですけど、そこから冷静にバッター一人一人に集中して投げることができました」

 初登板のCSで、ファイナルS第2戦を任された。中9日のマウンド。初回は力みから球が上ずった。2四球を与え、2死満塁。ここで意識したのは「8割の力で10割のボールを投げる」だった。

 4年ぶりに復帰した伊藤投手コーチから、1軍に合流した6月以降言われ続けた教訓。昨年までは力みから、制球が安定せず四球を連発し、自滅することが少なくなかった。この日も最速151キロを計測するなど、直球の威力は一級品。力まず投げれば、ストライクゾーンに切れのあるボールがいく。ピンチで教訓を胸に、中島を高め直球で空振り三振。尻上がりに調子を上げ、8奪三振のうち7つを直球で奪った。

 菅野との投げ合いは9月1日以来だった。前回は7回2失点と好投も、相手に8回1安打無失点と上回られ黒星を喫した。力を見せつけられたエースへの雪辱で、巨人戦はプロ6年、8試合目での初勝利。史上初のチーム2度目のCSでの2試合連続完封勝利にも貢献した。

 前日は4学年下の奥川が完封勝利。高津監督は「シーズン中もヤス(奥川)の次に投げさせることをわざとやって、高めさせるというのはよくやってきた。ここまでよく投手が頑張っている。この勢いを止めたくない」と称えた。

 切磋琢磨(せっさたくま)する若手の両腕が大一番で真価を発揮。高橋は「チームはいい流れで来ていると思うので、明日も樹理さん(原)がしっかり抑えてくれると思います」と胸を張った。(青森 正宣)

 ◆高橋 奎二(たかはし・けいじ)1997年(平9)5月14日生まれ、京都府亀岡市出身の24歳。龍谷大平安では2年春に同校のセンバツ初優勝に貢献するなど、甲子園に3度出場。15年ドラフト3位でヤクルト入団。18年10月2日のDeNA戦でプロ初勝利を挙げ、通算10勝11敗、防御率4.26。1メートル78、73キロ。左投げ左打ち。

 ○…元AKB48でヤクルト・高橋の夫人の板野友美(30)が、自身のインスタグラムのストーリーズを更新。「今年最初で最後の神宮球場で応援に行ってきました」とヤクルトファンで知られるタレントの出川哲朗と観戦に訪れた写真を投稿した。「“大事な試合なので行っておいで”と赤ちゃんは母が見てくれました」と感謝し、勝利を喜んでいた。

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