中日6位の大商大・福元が仮契約 「最下位」指名でも下克上へ闘志「下位(指名)でも関係ない」

[ 2021年11月12日 18:45 ]

山本将道スカウト(左)から帽子をかぶせてもらう中日ドラフト6位の福元悠真
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 中日からドラフト6位指名された大商大・福元悠真外野手(21)が12日、大阪府豊中市内で契約金3000万円、年俸720万円(いずれも推定)で仮契約。「下からはい上がる気持ちを常に持って、一日一日を無駄にしないように」と覚悟を語った。

 中日では最下位の6位指名でも、心強い存在がいる。楽天移籍後、球界を代表するセットアッパーとなった福山は大商大の先輩。同じ6位指名から一時は1億円を稼ぐ選手になった。「年俸は選手の価値を示す数字。自分も価値のある選手を目指さないといけない」と将来的な大台到達にも意欲。大学の2年先輩で、ともにプレーした阪神・小野寺が育成から支配下に“はい上がった”心意気にも勇気をもらった。「同じユニホームを着れば、下位でも関係ない」と闘志を燃やす。

 そのための準備もすでに進めている。「この1、2カ月が野球人生が変わるぐらい大事だと思っている」と無休でトレーニング。年末年始も継続し、何もしない日をつくらない構えだ。中日の秋季練習は報道でチェック。立浪監督が「茶髪、ひげ禁止」を打ち出していることについても「そういった球団に入るのであれば、それが心構え。髪形ごときのことを言っていられない。チャラチャラしないように」と短く刈り上げた。身も心もドラゴンズカラーに染まった大砲候補が、下克上を実現する。

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2021年11月12日のニュース