ヤクルト6年ぶり8度目の日本シリーズ進出決めた!青木自身初舞台つかむ7回2点打!引き分けコールド

[ 2021年11月12日 21:09 ]

CSファイナルS第3戦   ヤクルト2ー2巨人 ( 2021年11月12日    神宮 )

7回2死満塁、逆転の2点左前適時打を放った青木(左から2人目)を迎えるヤクルトナイン(撮影・光山 貴大)
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 アドバンテージ1勝を加えて3勝0敗としてクライマックスシリーズ(S)ファイナルステージ(S)突破に王手をかけていたヤクルトは12日、0―1の7回に青木の左前2点適時打が飛び出し一時逆転。8回に同点に追いつかれたものの巨人と2―2の9回表コールド引き分け。3戦2勝1分けで3勝1分けとし、15年以来6年ぶり8度目の日本シリーズ進出を決めた。

 いきなりアクシデントに見舞われた。先発の原樹理は2回1死、巨人の6番・大城の正面に来た打球に対して左手でグラブを出したが、添えるように出した右手に打球が直撃。マウンドにうずくまり、しばらく動けなかった。神宮のファンが祈る中、治療のためベンチに引き揚げたが原はマウンドに再び上がることはなく、高津監督は交代を告げ2番手・金久保をマウンドに送った。

 1死一塁で急きょ登板した金久保は7番・広岡を右飛、8番・松原を空振り三振に仕留める好救援でチームのピンチを救った。3回に坂本の犠飛で1点を失うも、その後3番手・石山が4番手・スアレスが気迫の投球で得点を与えず味方の援護を待った。

 6回に山田がようやくチーム初安打を放つと、6回1安打に抑えられていた巨人先発・メルセデスに代わって7回のマウンドに上がったデラロサを捉えた。先頭の中村が三振に倒れた後にオスナがチーム2本目となる中前打で出塁。オスナの代走に渡辺とし西浦が犠打を決め2死二塁。ここで代打・川端で勝負に出た高津監督。川端は四球を選び、塩見を四球で2死満塁に。ここで打席に立った青木が3番手・中川の初球ストレートを左前に運び、一気に2人が還り逆転に成功。初の日本シリーズ進出に闘志を燃やす青木のド派手なガッツポーズにベンチの村上も雄叫びを上げて喜んだ。

 8回に5番手・清水が広岡に同点内野安打を打たれるも耐えた。2―2のまま迎えた9回表をマクガフが無失点で抑えた時点でヤクルトの日本シリーズ進出が決まりコールド引き分け。15年以来6年ぶり8度目の頂上決戦切符をつかんだ。

 引き分けでステージを勝ち上がるのはセ・リーグでは14年CSファーストSの阪神(第1戦〇、第2戦延長12回表終了で引き分けコールド)以来2度目となった。

  ≪CS開催事項・コールドゲーム≫ ステージ勝ち上がりが確定した時点でコールドとなる。後攻チームが王手をかけ、9回先攻チームの攻撃終了時に同点の場合は、9回裏の攻撃は行わない。また、9回裏の攻撃中に後攻チームが追いついた場合、その時点でコールドゲームとなる。
 

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