阪神ドラフト2位指名の創価大・鈴木が仮契約「新人王を獲りたい」

[ 2021年11月12日 14:22 ]

仮契約を終え、目標を書いた色紙を手にガッツポーズの鈴木(球団提供)
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 阪神からドラフト2位指名された創価大の鈴木勇斗投手(21)が12日、都内で入団交渉し契約金7000万円、年俸1200万円(いずれも推定)で仮契約した。背番号は未定。契約後の会見で即戦力としての決意表明した。

 「プロ初勝利が目標だが、そこから勝ち星を重ねて新人王を獲りたい」

 鈴木は最速152キロにスライダー、カーブ、チェンジアップを操り、緩急も使って今秋リーグ戦では50回2/3を投げ48奪三振を記録するなど三振を奪える左腕。「三振にはこだわりがある。取りたい時に取れるのが強み」とバロメーターの一つであることを強調した。3年秋にサイ・ヤング賞3度の受賞を誇る大リーグ屈指の左腕、クレイトン・カーショーを参考にした2段モーションの投球フォームに変更したことで大きく飛躍した。

 阪神は今季、新人の伊藤将が10勝した一方で、軸として期待されていた高橋がシーズン終盤にようやく復帰し4勝しただけに終わるなど先発左腕の不足を露呈した。「(2人の)レベルまで上げていかないといけない」と話し、先発ローテーション入りにも意欲満々。来季のV奪回に向け、頼もしい左腕が加入する。

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2021年11月12日のニュース