広島、再び単独最下位に転落 追い込んでから制球甘くなった玉村「まだまだレベルが低い。実力不足」

[ 2021年9月1日 22:13 ]

セ・リーグ   広島2-7DeNA ( 2021年9月1日    横浜 )

<D・広16>6回途中降板した広島の先発・玉村(撮影・島崎忠彦)
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 広島は4連勝後の2連敗で、8月27日以来5日ぶりに単独最下位に転落した。2年目左腕の玉村は6回2死から連続適時打を浴びたところで109球で降板。5失点で5敗目が付き、クオリティー・スタート(QS=6回以上、自責点3以下)も4試合連続で止まった。

 立ち上がりにつまずいた。1週間前の前回25日の巨人戦と同様に初回に失点。先頭の桑原に二塁打、1死三塁から佐野にも先制の二塁打を許し、オースティンにも右翼線への三塁打を浴びた。痛打されたのはすべてスライダー。直球では何度もファウルを奪うなど、押し込む場面もあっただけに、追い込んでから変化球の制球が甘くなった。

 「初回からしっかり打たれた。前回も初回に失点。何とかいい入り方ができたら…と思って挑んだ中、悪い流れをつくってしまった」

 3回はオースティンに2打席連続でフルカウントから適時打を浴びて3点目を奪われ、6回は2死一塁から牧への四球後に打ち込まれ、6回を投げきれなかった。

 「まだまだレベルが低い。打たれてはいけないクリーンアップに仕事をさせた。踏ん張らないといけないところでズルズルいった。実力不足。追い込んでから甘い球があった反省しないといけない」

 4月下旬から先発起用を続ける佐々岡監督も「入りがね。その後は粘り強く投げたけど、6回は2死から牧への四球が、ちょっともったいなかった。そこでしっかり粘り強く投げていれば、6回3失点というところだった」と振り返った。

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2021年9月1日のニュース