プロ野球、補強期間終了 トレード7件19人支配下 ロッテ・小窪、ヤクルト・ケリン、日本ハム・宮田獲得

[ 2021年9月1日 05:30 ]

新天地となるZOZOマリンで入団会見に臨む小窪
Photo By 代表撮影

 プロ野球は31日、新規獲得および契約譲渡期間が終了した。9月以降はウエーバーによる譲渡を除き、移籍はできない。例年の期限は7月末だがコロナ禍で開幕が遅れた昨年は9月末で、今年は東京五輪で公式戦を中断したため8月末となった。開幕後に成立したトレードは7件で育成から19人が支配下選手に昇格。この日はロッテが元広島で独立リーグ・火の国(熊本)から小窪哲也内野手(36)、ヤクルトがドミニカ共和国出身のケリン・ホセ投手(26)を獲得し、日本ハムは育成2年目の宮田輝星(ほくと)外野手(23)と支配下選手契約を結んだ。

 ≪小窪V貢献を≫ロッテ入りでNPBに復帰した小窪は背番号が36に決定した。ZOZOマリンで会見し「優勝争いをしているチームに貢献できるよう頑張りたい」と誓った。井口監督と同じ青学大出身で昨年まで広島で13年間プレー。「カープでは新井さんや黒田さんに引っ張られて優勝できた。そこまでできないと思いますけど、自分もそういう存在になっていきたい」と気を引き締めた。

 ≪ケリン最善を≫ヤクルト入りが決まったケリンは「日本でのプレーを夢見てきた。チームのためにベストを尽くす」と球団を通じてコメント。今季終了までの契約で年俸5万ドル(約550万円)、背番号71に決まった。身長1メートル92の左腕は13年にブルージェイズと契約し、18年までマイナーで主に中継ぎで59試合に登板して2勝0敗、防御率4・53。ビザが発給され次第来日し、2週間の隔離期間後にチームに合流する。

 ≪宮田ビビらん≫札幌ドームで会見した日本ハム・宮田は新たな背番号69のユニホーム姿も披露し「1軍で戦える切符を得たので、ビビることなく挑戦者の気持ちを忘れずにやる」と決意。両打ちで俊足が持ち味の男は栗山監督にも報告したことを明かし「自分のことのように喜んでくれた。“失敗しないと分からないこともあるから今まで通り挑戦していけ”と言われました」と語った。

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2021年9月1日のニュース