巨人・丸 同学年の菅野に思い「いつも助けられてきた…今度は僕たちが助けていこうと」

[ 2021年9月1日 22:07 ]

セ・リーグ   巨人2―0ヤクルト ( 2021年9月1日    京セラD )

<巨・ヤ>投打のヒーロー菅野(左)と丸は肩を組んで「マルポーズ」 (撮影・森沢裕)
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 巨人の丸佳浩外野手(32)がヤクルト戦(京セラD)の3回に2戦連発となる16号2ラン。これがそのまま決勝点となり、8回1安打無失点と好投した同学年のエース、菅野智之投手(31)に4月23日の広島戦(東京D)以来131日ぶりの白星をプレゼントした。

 「1番・中堅」で先発出場。同じ1989年生まれで同学年の菅野が3回まで無安打6奪三振と好スタートを切って迎えた3回だった。2死三塁で入った第2打席で、ヤクルト先発左腕・高橋が1ボール1ストライクから投じた3球目、外寄りチェンジアップを右中間スタンドに叩き込んだ。1死からやはり1989年生まれの小林が思い切りよく初球の148キロ直球を叩いて今季4安打目となる左越え二塁打で出塁。続く菅野が大きな右邪飛で小林が三進した後に飛び出した丸の大きな一発となった。

 試合後、お立ち台に上がった丸は「チャンスだったので、何とか先制点をと思ってたんですけど。本当に一番いい形で、ホームランという形で先制することができて本当に良かったと思います」と第一声。前夜の乱打戦から打って変わって菅野と高橋の投手戦となっただけに「より先制点を取ることの大事さっていうのがきょうのゲームでまた出たと思うので。何とかこのままいきたいです、はい」と振り返った。

 相手の高橋から初回の第1打席は外角チェンジアップを見逃し三振。本塁打後、5回の第3打席は投ゴロに仕留められた。結果的に決勝2ランとなった3回、第2打席での先制2ラン。「非常にまっすぐに力がありますし、変化球もキレてるピッチャーなので、なんとか受け身にならないようにこっちから仕掛けていこうとは思っていたんですけど、それがいい方向に向かったと思います」と安どし「甘い球はどんどん打っていこうと思ったので。あとはもう振ったらバットに聞いてくれじゃないですけど、もうなるようにしかならないと思うので、まずは悔いなくしっかりと自分のスイングをっていうふうに思って入ってました」と話した。

 また、今季ここまで苦闘が続いている同学年の菅野については「菅野にはいつも僕たち野手は助けられてきていたので、いま本当に本人苦しいと思いますけど、何とか野手がね、点を取って、今度は僕たちが助けていこうという話だったので。きょうの試合に関してはね、2点しか取れなかったので、また次回以降もっともっと点をたくさん取って楽に投げてもらえるようにまた頑張りたいと思います」と決意のコメントを残した。

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