中日・福留 5161日ぶり甲子園スタメンで“恩返し”V二塁打 移籍後初聖地で躍動「気持ち入れた」

[ 2021年9月1日 05:30 ]

セ・リーグ   中日8ー5阪神 ( 2021年8月31日    甲子園 )

<神・中(15)> 7回2死一、二塁、福留は右越えに適時二塁打を放つ(撮影・後藤 大輝)
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 中日・福留が“恩返し”の一打で試合を決めた。5―5の7回2死一、二塁、及川の初球の147キロ直球を強振。打球は右翼フェンス直撃の勝ち越し二塁打となった。塁上で手をたたき、三塁ベンチに右拳を突き出した。「それだけ僕自身も気持ちを入れて、このグラウンドに立ったので、自然と出ました」と振り返った。

 昨年まで8年間を過ごした古巣の本拠地。移籍後、初めての出場に燃えた。「すごく意識してゲームに入りました」。1―0の3回1死一、二塁では、つなぎの右前打でこの回の大量得点に貢献した。中日の選手としては07年7月15日以来、5161日ぶりの甲子園でのスタメン。「この甲子園でこうやって野球ができて、こういう場に立てるというのは、凄くうれしい」と感慨もひとしおだった。

 今季最多17安打に与田監督も「みんなよく打ってくれた」と、ご満悦。「また、これを明日につなげられるようにやっていけたら」と大ベテランの視線は早くも次戦だった。(桜井 克也)

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2021年9月1日のニュース