巨人、連勝8で止まった 山口8回1失点の好投も打線の援護なく零封負け

[ 2021年6月30日 20:39 ]

セ・リーグ   巨人0ー1広島 ( 2021年6月30日    東京D )

<巨・広>初回2死一、三塁、岡本が二盗を狙う間に松原(左)が本塁突入するも磯村にタッチされアウト(撮影・島崎忠彦)
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 巨人は30日、広島に0-1で敗れ、連勝が8で止まった。

 2シーズンぶりに日本球界に復帰した山口が19年10月9日(ファイナルステージ・阪神戦)以来の本拠地・東京ドームのマウンドで快投を見せた。初回に3者連続三振と完璧な立ち上がりを見せると、7回まで無安打投球8奪三振。許した走者は2回に山口が二ゴロのベースカバーに入った際に落球した失策と5回の野間への死球のみ。

 しかし0-0の8回に悪夢が待っていた。1死後、野間に真ん中低めの直球を完璧に捉えられ、右翼席に運ばれた。18年7月27日の中日戦(東京D)以来、自身2度目のノーヒットノーランどころか完封もなくなった山口はマウンド上で悔しそうな表情を見せた。

 快投の山口を援護したい打線だったが、広島先発・九里の前に走者を出すもののホームが遠い。初回に先頭の松原が遊撃内野安打、続くウィーラーも三塁内野安打で出塁し無死一、二塁の好機。復帰後9戦連続安打中と好調の丸が二塁併殺打も2戦連発中の岡本和は四球で2死一、三塁とした。すると坂本の5球目に、一走の岡本和が二盗。捕手の磯村の送球の間に三走の松原が本塁を狙った。判定はセーフだったが、リクエストで判定が覆り先制とはならなかった。

 打線は3回から6回まで走者を出すものの、あと1本が出ない。8回1死から代打・大城が左前打で出塁し、2死からウィーラーが四球を選び一、二塁。ここで九里が降板。この好機に丸は2番手・バードに右邪飛に打ち取られた。9回はドラ1・栗林の前に岡本和が空振り三振、坂本は見逃し三振、梶谷が二ゴロと3人で抑えられ、6安打の零封負けを喫した。

 山口は8回114球を投げ、10奪三振1安打2四死球1失点の好投も今季2勝目とはならなかった。

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2021年6月30日のニュース