大谷翔平 2打席連発キング独走!27、28号 3戦4発、松井の月間13本に並ぶ あすは“聖地”初先発

[ 2021年6月30日 11:39 ]

ア・リーグ   エンゼルス5―11ヤンキース ( 2021年6月29日    ニューヨーク )

<ヤンキース・エンゼルス>5回無死から右越え28号2ランを放つエンゼルス・大谷(AP)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(26)は29日(日本時間30日)、敵地ニューヨークでのヤンキース戦に「2番・DH」でスタメン出場。第2打席に両リーグ単独トップに立つ3試合連続27号ソロ、さらに続く第3打席でも28号アーチを放ち、本塁打王争いで“独走態勢”に入った。この日は5打数2安打3打点、1四球で、打率は・278となった。大谷の2打席連発は3年ぶり2度目。また、あす30日(同7月1日)の同カードで、4勝目を目指し先発登板する。チームは5―11で敗れ連勝は2でストップ、借金は再び3となった。

 初回1死の第1打席はヤ軍先発右腕タイロンの前に右飛だったが、3回の第2打席で3ボール1ストライクからタイロンの外角チュンジアップを完ぺきに捉えて右翼席にライナーで飛び込む27号ソロ。打球速度は109・6マイル(約176・4キロ)、飛距離は395フィート(約120・4メートル)。前日28日(同29日)の同カードの初回に右越え26号ソロを放ったのに続く3試合連続アーチで、26本塁打で並んでいたブルージェイズ・ゲレロに1差をつけ、本塁打王争いで両リーグ単独トップに立った。大谷の3試合連続アーチは、今月18、19、20日(同19、20、21日)のタイガース戦以来で今季3度目。また、25日(同26日)のレイズ戦から続く連続試合安打を「4」に伸ばした。

 さらに5回無死二塁の第3打席では、内角直球を捉え、またもライナーで右翼席に飛び込む28号2ランで、ゲレロに2本差をつけた。打球速度は112・4マイル(約181キロ)、飛距離は356フィート(約109メートル)。大谷の2打席連続本塁打は、18年8月3日(同4日)のインディアンス戦で10号2ラン、11号ソロを放って以来2度目。これで6月は13本目で、07年7月に松井秀喜(ヤンキース)が記録した日本人月間最多記録に並び、ア・リーグ月間MVPにも大きく近づいた。また、27日のレイズ戦で3安打して以来、今季22度目となるマルチ安打もマークした。7回1死の第4打席は左腕コーデスと対戦し中飛、9回2死一塁の第5打席は右腕アブレイユと対戦し一ゴロだった。

 試合後、ジョー・マドン監督は30日(日本時間7月1日午前8時5分開始)のヤンキース戦に関し、「翔平は投打同時出場する」と大谷の“リアル二刀流”での出場を明言した。

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