ソフトバンク・甲斐は“北九州男” 通算打率5割誇る得意舞台で起爆剤の期待

[ 2021年6月30日 05:30 ]

ソフトバンクの甲斐
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 今季5度目の4連敗で貯金0になったソフトバンク。苦境を救うのは甲斐だ。30日の西武戦の舞台は今季2度目の北九州。当地で通算打率5割の“北九州男”は「今までも何度も打ってますし、自分のことももちろん大事かもしれないけど、チームが勝つのが一番なので、そのためにやりたい」と連敗脱出に集中する。

 甲斐は北九州での過去6試合で18打数9安打10打点で3本塁打。今年4月20日の楽天戦でも3ランに決勝2点二塁打と打ちまくり、3安打5打点で逆転勝ちに貢献し、北九州のファンに4年ぶりの白星を届けた。「(北九州男と)言ってもらえるのはうれしいが、本当に自分でも分からない。本塁打が入りやすい、狭いとか、別に見やすいとかもない」。好相性の理由は分からないが、結果が抜群なのは心強い。

 チームは4試合連続で2得点以下。シーズン半分以上を消化しての貯金0以下は2018年以来。工藤監督も北九州男のバットにすがる思いだ。「また打ってもらいましょうか!ガッツン、ガッツンと2本くらい。その期待も込めて、しっかり頑張ります」。負のスパイラルに陥った6月の最終戦で、甲斐が流れを変える。

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2021年6月30日のニュース