巨人・山口 痛すぎる1発…8回1安打10奪三振好投も2勝目ならず

[ 2021年6月30日 20:15 ]

セ・リーグ   巨人ー広島 ( 2021年6月30日    東京D )

<巨・広>8回1死、野間に先制ソロ本塁打を浴び、悔しそうな表情を浮かべる山口(撮影・木村 揚輔)
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 2シーズンぶりに日本球界に復帰した巨人・山口俊投手(33=前ジャイアンツ傘下3Aサクラメント)が30日、広島戦(東京D)で8回1失点の好投を見せたが、今季2勝目とはならなかった。

 山口は前回23日の復帰登板でDeNAを相手に5回2/3を5安打1失点の粘りの投球で今季初勝利。19年以来の無傷2連勝を狙い、19年10月9日(ファイナルステージ・阪神戦)以来の本拠地・東京ドームのマウンドで快投を見せた。初回に菊池涼をフォークで空振り三振、西川を高めの直球で空振り三振、小園を内角直球で見逃し三振と3者連続三振と完璧な立ち上がりを見せると、5回まで無安打投球7奪三振。許した走者は2回に山口が二ゴロのベースカバーに入った際に落球した失策と5回の野間への死球のみ。

 終盤に入ってもリズムは崩れなかった。0-0の6回、先頭の九里を外角低めの直球で空振り三振、菊池涼を四球で出塁を許すも西川を遊ゴロの併殺打。7回は守備陣が山口を盛り立てた。1死後、鈴木誠の強烈な三ゴロを岡本和が好捕、林のセンターへのライナーを丸がダイビングキャッチの好プレーで救った。

 18年7月27日の中日戦(東京D)以来、自身2度目のノーヒットノーランが見えた8回に悪夢が待っていた。1死後、野間に対して2ストライク1ボールからの4球目。真ん中低めの直球を完璧に捉えられ、右翼席に運ばれ先制を許した。ノーヒットノーランどころか完封もなくなった山口はマウンド上で悔しそうな表情を見せた。

 山口は8回114球を投げ、10奪三振1安打2四死球1失点の好投で降板。だが、打線が広島先発・九里、2番手・バードを打ち崩せず8回まで無失点に抑えられて2勝目とはならなかった。

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2021年6月30日のニュース