NTT東日本 ヤマハに雪辱!初戦突破 新人右腕・上出「ビビらず」8回1失点

[ 2021年6月30日 05:30 ]

社会人野球日本選手権1回戦   NTT東日本3-2ヤマハ ( 2021年6月29日    ほっと神戸 )

<ヤマハ・NTT東日本>8回1失点と好投したNTT東日本先発・上出(撮影・成瀬 徹)
Photo By スポニチ

 NTT東日本が雪辱の初戦突破だ。5月の東北大会決勝で8回コールド負けを喫したヤマハに1点差勝利。立役者は1年目の最速149キロ右腕・上出だった。

 8回を8安打1失点、138球の粘りの投球。「走者を出しながらの投球になると分かっていた。ビビらずに勝負していけた」と胸を張った。140キロ台前半の直球で、落ち着いたマウンドさばきを飯塚智広監督は「一喜一憂しない。新人だけど老人みたい」と評した。4回は2死から連打で1点差とされ、さらに死球、暴投で二、三塁のピンチも高杯を直球で二ゴロ。7回1死一塁も秋利を内角直球で詰まらせ注文通りの遊ゴロ併殺打に仕留めた。

 札幌第一時代の16年センバツでは、1回戦で木更津総合の早川(楽天)と投げ合い敗れた。プロ1年目から楽天の先発の柱として活躍する左腕の存在を刺激に「いつも携帯でチェックしている。いずれ自分もプロでああいうふうに活躍したい」と、さらなるレベルアップを誓った。(中澤 智晴)

続きを表示

2021年6月30日のニュース