元ヤクルト・大引啓次氏が日体大コーチに就任した経緯と現在の夢

[ 2021年4月28日 14:21 ]

今年から日体大の臨時コーチに就任した大引氏
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 オリックス、日本ハム、ヤクルトで内野手として活躍し、13年間の現役生活で通算1004安打を放った大引啓次氏(36)は今月、日体大硬式野球部の臨時コーチに就任した。今年入学した同大学院に通いながら、首都大学リーグの連覇が懸かるチームの指導にあたっている。

 神奈川県横浜市のグラウンド。リーグ戦の直近2試合で15得点と波に乗る打撃陣は27日に公開された練習で快打を連発。その様子を見守り、メモを取る大引氏の顔には充実感があった。

 「久しぶりにユニホームを着させてもらって、指導の現場に携わることができて感謝している。リーグ戦期間中なので技術より、気持ちの面でアドバイスしたい。優勝へ向けてのお手伝いがしたい」

 19年限りで現役生活を終えた大引氏は昨年、かつて所属した日本ハムの業務提携先の大リーグ・レンジャーズに特別研修コーチとして派遣されたが、コロナ禍の影響で約1カ月の滞在に終わってしまった。

 今年は日体大大学院でコーチング学を学びながら、古城隆利監督の勧めで野球部の指導も実現。インプットとアウトプットを同時に行う多忙な日々に「新たな指導方法を肌で感じている。コーチング以外にも哲学やバイオメカニクスなど色々な面でスポーツの価値を感じる良い機会になっている」と言う。

 昨年は中日にドラフト2位指名された森博人投手など多くのプロ野球選手を輩出した名門の選手たちを「1人1人良いものを持っている。数多く社会人野球に送り出してあげたいし、さらにいうと、プロ野球の世界にも送り出してあげたい」

 大引氏の夢はアマチュア野球の指導者になること。「みんなで喜びを分かち合えるのはアマチュア野球の醍醐味。ステージ的には高校、大学、社会人で指導できれば。今はもう1回地に根を張ろうと思って、勉強している」。現役時代のプレースタイルと同じく、自らの夢へ堅実に歩みを進める。(柳内 遼平) 

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