DeNA番長、リードの場面でスパッと継投 采配ハマり打線爆発「悪天候の中で集中してくれた」

[ 2021年4月28日 23:23 ]

セ・リーグ   DeNA13ー2広島 ( 2021年4月28日    マツダ )

<広・D5>5回途中に京山の交代を告げる三浦監督(撮影・奥 調)
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 「乗り越えろ」がモットーのDeNA・三浦監督が、信念を抑えて、決断した。

 4点リードで迎えた5回。1点を失いなおも1死一、三塁のピンチで先発の京山から、平田にスイッチした。今季の初勝利まであと2アウト。指揮官は「本当は投げきってもらいたい。でも流れが相手にいかないように。球が上ずってきてあそこまでかなと」と説明した。

 21日の中日戦では先発のドラフト1位・入江が、0―0の4回に阿部に3ランを喫するなど5失点も、この回を投げ切らせた。「踏ん張らないと」。先発投手を我慢して使ってきたが、大敗。現役時代通算172勝の実績から投手への視線も厳しいが、エールを送るような続投も目立った。それでもこの日は一転、リードの場面でスパッと代えた。

 5位中日に5・5ゲーム差の最下位。現実を直視し「乗り越えろ」は控えた。継投がはまり終盤の打線爆発につながった。今季最多18安打13得点の快勝。「打線も悪天候の中で集中してくれた」。だがそのリズムは番長自らの采配がつくった。(大木 穂高)

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2021年4月28日のニュース