プロ野球 無観客開催による経済的損失は約13億円 関西大の宮本名誉教授が推計

[ 2021年4月28日 16:51 ]

27日、無観客でヤクルト―巨人が行われた神宮球場(撮影・木村 揚輔)
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 新型コロナウイルスの感染拡大による非常事態宣言の発出に伴い、プロ野球の試合が無観客で開催になったことを受け、関西大の宮本勝浩名誉教授が経済的損失を推計。巨人、ヤクルト、阪神、オリックス、日本ハムが無観客で試合を行うが、5球団の損失額の合計は約12億8897万円となった。

 当初、無観客で行われるのは計24試合だった。このうち6試合の延期が決定。18試合の無観客試合で入場料などの平均消費額を出し、数字を算出した。

 また、コロナ禍以前の19年のゴールデンウイークと比較した場合、無観客開催による損失は5球団合計で約48億1574万円にのぼる。巨人は約13億6458万円、阪神は約13億7392万円の損失で、宮本名誉教授は「今年も観客数の制限が維持され、さらにまた無観客試合の開催を迫られた球団は今年もかなりの減収となることは間違いない」とした。

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