ソフトバンク・笠谷3回3失点KO、3連敗で2位転落、今季リーグワースト与四球122

[ 2021年4月28日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク2―7日本ハム ( 2021年4月27日    ペイペイD )

<ソ・日>3回3失点で降板した笠谷(撮影・中村 達也)
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 ソフトバンクは27日、2―7で日本ハムに敗れ、今季2度目の3連敗となった。先発の笠谷俊介投手(24)が、今季最短の3回3失点KO。4投手で計13安打11四死球を許した。今季の与四球122はリーグワースト。日本ハム戦の連勝は11でストップし、ゲーム差なしの2位に転落した。

 “お得意さま”だったはずの日本ハムに完敗した。敗因は、またも四球だ。4投手で計2桁10四球。今季の与四球はリーグワーストの122となった。

 9連戦の先陣を任された笠谷は、失点全てに四球が絡んだ。初回1死から中田を歩かせると、2死一、二塁とピンチを広げ、渡辺から150キロの直球を先制の中前打された。3回は2死から近藤を歩かせ、渡辺、大田に連打を浴び2失点。「2死から四球を出したり、リズムが悪かった。3イニングしか投げることができず、申し訳ない」。今季最短の3回3失点でKOとなった。

 工藤監督は「結果は結果。しっかり受け止めないといけない。四球がきっかけで点を取られている。勝負なしなきゃいけない」と指摘した。笠谷の今後については「自信がなくなって難しい場合はファームも考えるが」と話した上で「できることはします」と引き続き1軍に置く方針を示した。千賀、東浜が離脱中で、先発の苦しいやりくりが続く。

 2番手以降も悪い流れは続いた。スチュワートは2回2/3で2四球で4失点。高橋純は1回1/3を投げて36球中23球がボールで4四死球と大荒れだった。杉山も2回で2四球。24日のロッテ戦では球団ワーストタイの13四球を許したばかりだ。改善が見られない状況に、指揮官は「4投手の合計球数は9回で200球を超えた(219球)。四球の数もそうだし、いかにコントロールがないのかがそのまま出ている」と不満顔だった。

 2試合連続2桁安打をマークしていた打線も4安打に終わり、昨年9月から続いていた日本ハム戦の連勝は11でストップ。今季2度目の3連敗で、4月16日以来の首位陥落となった。「こういうゲームしてはいけない。ファンに申し訳ない」と工藤監督。投手陣の立て直しが急務だ。

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2021年4月28日のニュース