楽天9回に3点差追いついた 島内同点打で約2週間ぶりに単独首位

[ 2021年4月28日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天5ー5オリックス ( 2021年4月27日    京セラD )

<オ・楽>9回1死満塁、同点となる2点適時二塁打を放つ島内(撮影・後藤 正志)
Photo By スポニチ

 楽天は土壇場での驚異的な粘りで今季5度目の引き分けに持ち込み、ソフトバンクを勝率で上回って約2週間ぶりに単独首位に返り咲いた。3点を追う9回。2四球と相手失策で1死満塁とすると、鈴木大の中前適時打、島内の左中間2点適時二塁打で追いついた。その後の1死満塁では勝ち越せなかったものの、石井監督は「負けなかったことは価値がある」とうなずいた。

 緊急事態宣言の発令に伴う無観客試合は、9回表だけで両軍合わせて3度のリクエスト。そんな中でも集中力を発揮した島内は「無観客で凄くベンチの声が聞こえた。いつもは観客の声援に打たせてもらっているけど、今日はベンチの声で打たせてもらった」と振り返った。ベンチ入りした野手全員をつぎ込む執念が実った。(重光 晋太郎)

続きを表示

2021年4月28日のニュース