中日・勝野 大野雄効果でチームトップ3勝目 「大野さんの後なので」攻め方参考に虎を手玉

[ 2021年4月28日 22:56 ]

セ・リーグ   中日6-1阪神 ( 2021年4月28日    バンテリンD )

<中・神(5)>勝ち星を挙げた勝野はドアラに腕を担がれ笑顔でガッツポーズする(撮影・椎名 航)
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 中日の先発・勝野が6回2/3を投げ、5安打無失点の好投でチームトップの3勝目をマークした。

 チームも自分も連勝と上昇気流に乗ってきた右腕。その理由の一つに「大野さんが前の試合で投げてくれているので…」と挙げた。ここまで5試合に登板しているが、前日の先発投手は全て大野雄。「大野さんの後なので、打者が崩れていたりとか、あとは試合で相手を見て、いいイメージ作りができる」と言う。昨季の沢村賞左腕の打者の封じ方を参考に、翌日のプランを練る。それをマウンド上で表現して、好結果に結びつけている。

 もちろん、それだけで勝てる訳ではない。140キロ台中盤の威力ある直球を内外角に投げ分け、キレ味鋭いフォーク、スライダーを効果的に使う。この日も4回までに7三振を奪った。

 「マウンドに上がった以上、自信持って投げないといけない。自信なさげに投げていたら結果も悪い。悪かった時の気持ちがそうだった。そんなに自信のある投手じゃないけど、マウンドに上がった以上は自信持って攻めて行こうと」

 先輩の後ろ姿で学び、同時に意識改革も進めてきた。勝野に勝ち星量産の気配が漂ってきた。

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