中日 ドラ1高橋宏、2軍戦でプロ初先発も5回途中4失点 「自分の甘さが出た。悔しい」

[ 2021年4月28日 17:55 ]

ウエスタン・リーグ   中日―ソフトバンク ( 2021年4月28日    ナゴヤ球場 )

2軍戦でプロ初先発した中日・高橋宏
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 中日のドラフト1位ルーキー・高橋宏斗投手(18)がプロ初先発。自身最長となる4回1/3を投げ、4安打4失点だったが、最速151キロの直球を軸に5三振を奪うなど能力の高さを示した。

 初回2死からバレンティンに147キロ直球を捉えられ、左越えに特大の先制ソロを被弾。「投げた瞬間にホームランと分かりました」とプロ入り後、初めての外国人選手との対戦でパワーを思い知った。それでもその後は立ち直り、2、3回を無失点で終えると、4回にはバレンティン、リチャード、黒瀬の中軸を3者連続の空振り三振。バレンティンからスプリットで奪った三振について「同じ失敗は2度、繰り返したくない。捕手とも、どう攻めて行くかを話し合ったし、一つ自信にはつながった」と振り返った。

 5回、先頭打者に与えたストレートの四球から3点を失い、この回途中で降板。「先頭への四球が全ての始まり。自分の甘さが出た」と反省点が口を突いた。「途中でマウンドを降りて、悔しい結果になった」。将来のエース候補は初先発で得た課題、収穫を次回登板に確実につなげる。

 仁村徹2軍監督は「いい経験になったんじゃないか。高卒1年目であれだけ投げられれば大したもの。すごいですよ」と賛辞を送った。今後については、2~3試合の先発で感覚をつかませ、夏場を体力強化の重点期間に充てる。そのうえで、早ければ秋の1軍昇格を目指す。高橋宏は「自分自身の中で戦わず、相手を攻めていく気持ちで投げたい。次は無失点で投げ切りたい」と表情を引き締め、前を向いた。

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2021年4月28日のニュース